ダイムラー・トラックの米EVブランド、「RIZON USA」に名称変更…電動トラック市場で拡大

RIZON USAのEVトラック
RIZON USAのEVトラック全 1 枚

ダイムラー・トラックのEVブランド「RIZON」を米国で販売するVelocity EVは9月11日、「RIZON USA」にブランド名を変更した、と発表した。

RIZON USAは、ダイムラー・トラックのRIZONブランドの米国正規ディストリビューターとしての役割を強化し、全米でのディーラーネットワークの拡大と、ゼロエミッション中型トラックの販売およびサポートインフラの構築に注力する。

RIZONの車両は、世界最大級の商用車メーカー、ダイムラー・トラックによって製造されている。RIZON USAは、クラス4-5の多用途な全電動キャブオーバーモデルを用意しており、都市部やラストマイル配送に最適という。

これらのトラックは、1回の充電で最大257km走行可能で、レベル2 ACおよびDC急速充電に対応している。ラインアップには、ステークベッド、ドライバン、フラットベッド、ダンプ、冷蔵車など、さまざまな用途に対応する6つのカスタマイズ可能なモデルが含まれている。

最初の4モデル(e18L、e18M、e16L、e16M)は2023年5月に発表され、2025年には積載能力を強化したe18Mxとe18Lxの2モデルが発売予定。これらのモデルは、パワートレインと高電圧電気部品に対して8年間または12万マイル、高電圧バッテリーに対して8年間または18万5000マイルの保証が付いている。

RIZON USAは、カリフォルニア、オレゴン、アリゾナ、ネバダ、ノースカロライナ、サウスカロライナ、テネシー、バージニア、アラバマの9州に認定ディーラーパートナーを設置し、全国的なプレゼンスを拡大している。各ディーラーは、熟練した技術者、診断ツール、純正RIZON部品、および充電インフラを備えており、バッテリー電動トラックに最適なサービスを提供している。

RIZONは、ダイムラー・トラックの9番目で最新ブランドであり、ゼロエミッション輸送への取り組みを象徴している。クラス4-5の中型バッテリー電動車両をラインナップ。RIZONトラックは、DC急速充電(CCS1コネクタ)と、より低コストのレベル2 AC充電(J1772コネクタ)の2種類の充電システムに対応しており、将来的なDC急速充電にも対応している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る