BEVからの逆アプローチ、“e-POWER”の世界展開と今後…日産 商品企画本部 チーフプロダクトスペシャリスト 小泉氏・吉田氏[インタビュー]

BEVからの逆アプローチ、“e-POWER”の世界展開と今後…日産 商品企画本部 チーフプロダクトスペシャリスト 小泉氏・吉田氏[インタビュー]
BEVからの逆アプローチ、“e-POWER”の世界展開と今後…日産 商品企画本部 チーフプロダクトスペシャリスト 小泉氏・吉田氏[インタビュー]全 5 枚

来たる9月25日、オンラインセミナー「【池田直渡の着眼大局セミナー】第6回 日産独自の電動パワートレイン“e-POWER”とその戦略」が開催される。セミナーに登壇するのは、日産自動車株式会社 商品企画本部 チーフプロダクトスペシャリスト(エクストレイル、キャシュカイ担当)の小泉博義氏と、同社 商品企画本部 チーフプロダクトスペシャリスト(キックス担当)の吉田達也氏だ。

セミナーのモデレーターを務めるのは、自動車ジャーナリスト・自動車経済評論家の池田直渡氏。クルマのメカニズムと開発思想、企業戦略に対する鋭い洞察力を持ち、幅広いメディアで健筆をふるっている。

セミナー当日は、小泉氏と吉田氏からのプレゼンテーションに加え、池田氏の視点を交えた議論の深堀りや、視聴者からのQ&Aセッションの時間も用意されている。

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今回のセミナーは以下のテーマで進められる。

1.e-POWERの成功
(1)e-POWERとは
(2)新たな価値の提供
2.e-POWERを世界へ
(1)グローバル投入への歩み e-POWERは世界で通用するか
(2)反響、ユーザーの声
3.e-POWERの今後のチャレンジ
・アメリカ市場への投入
4.対談・質疑応答

セミナーの見どころを小泉氏と吉田氏に聞いた。


BEVと同時期に開発

世界初の量産電気自動車(BEV)である『リーフ』を2010年に誕生させた日産は、その後、第2の電動パワートレイン「e-POWER」を『ノート』に搭載し市場投入した。2016年のことだ。

e-POWERはミニバンからSUVまで車種拡大を経ながら日本から海外へ展開を広げ、累計販売台数は約134万台を記録している。そして間もなく2026年から開始されるアメリカ市場への展開をもって、e-POWERの主要市場への投入がついに完了する。

日産自動車 商品企画本部 チーフプロダクトスペシャリスト(エクストレイル、キャシュカイ担当)の小泉博義氏はその特徴や位置づけを下記のように説明する。

「e-POWERは、日産の強みかつゼロエミッションのフラッグシップであるBEVのテクノロジーを共有化しながら、電動車の持つ良さをお客様に広く訴求していきたいというところで、我々のコンピテンシーを可視化しながら、電動戦略を拡大していくためのパワートレインです。“Nissan Ambition 2030”でも、2030年までに19車種のEVを含む27の電動車を投入すると発表していますが、BEVとe-POWERの2つのテクノロジーで幅広い市場をカバーしていきます」

ポイントは通常のパワートレインの進化と異なる点だ。

「基本的には内燃機関から電動化への進化という流れが主ですが、我々としては将来のゼロエミッション達成に目がけたBEVの技術を活用しながら、どう電動化の裾野を広げられるのか?という考えの元、e-POWERの開発を進めています。そういった発想の転換も含めて、e-POWERをより多くの世界のお客さまに届けたいと考えています。」(小泉氏)

タイ、欧州、メキシコへの投入

e-POWERを海外展開するにあたってはグローバルコンセプトを設けた。


《レスポンス編集部》

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