航空宇宙産業からスピンオフ…テックササキがトレーラーハウス『GLOBER』量産開始

トレーラーハウス「GLOBER(グローバー)」
トレーラーハウス「GLOBER(グローバー)」全 10 枚

航空機・ロケットに長年携わる製造業、テックササキは8月19日に、アルミ製トレーラーハウス『GLOBER(グローバー)』の本格的な量産を開始した。

【画像全10枚】

グローバーは、特徴的な曲面が目を惹くアルミ製の堅牢な車体と、カスタマイズできる内装をあわせ持つトレーラーハウスで、さまざまな使い方に応えられる”動く家”だ。ビジネスパートナーである両備ホールディングスのSOREX(ソレックス)ブランド取扱店において販売、展開してゆく。アフターサービスもソレックスが担当する。

◆航空機由来の設計で唯一無二のデザインを実現

新型コロナウイルス感染症の蔓延で大きな影響を受けた航空機産業において、テックササキも例外ではなかった。製造業としてのあり方を変えざるを得ない環境下で、航空機・宇宙機器の製造で培った技術力を活用しグローバーの開発に至ったという経緯がある。

トレーラーハウス「GLOBER(グローバー)」トレーラーハウス「GLOBER(グローバー)」

グローバーは、航空機・ロケットのような堅牢なつくりを目指し、アルミ素材をリベットで結合し、継ぎ目には航空機でも用いられる気密性を高める加工が施されている。製造は、航空機やロケットの機体製造に携わるスタッフが手作業で行った。外装の流線型カバーは、航空機部品を手掛ける輸送機工業が製造し、他にないデザインとなっている。

◆航空×大工の国産技術で輸入車に対抗 

また、グローバーは、モノづくりが盛んな愛知県の複数の企業とタッグを組んで開発、製造されている。輸入車が席巻するけん引可能な大型のトレーラーハウス市場において、航空機・ロケットの組立や部品製造、一般建築のプロフェッショナルが持つ技術を最大限に活かし、純国産品として誕生した。

トレーラーハウス「GLOBER(グローバー)」トレーラーハウス「GLOBER(グローバー)」

コンセプトモデルのキャンピング仕様車両は内装にヒノキを用い、住宅同様の落ち着く空間を作り上げている。また、希望に応じてカスタマイズ性豊富な「フリーデザイン」も選択可能だ。

グローバーは、キッチンカーや移動販売車へのカスタマイズも可能であり、また異常気象や震災などの有事に備えた防災用品の備蓄にも対応しており、トレーラーハウスの新しい在り方が追及された。

◆テックササキについて

テックササキ(本社:名古屋市熱田区)は設立1945年10月。航空機事業(航空機構造組立、治工具の設計製作、点検)、搬送設備事業(天井クレーン等の設計、製造、施工、メンテナンス)、汎用圧縮機事業(コンプレッサの販売、メンテナンス)、産業設備事業(空調設備、給排水衛生設備の企画、設計、施工管理)の4事業をてがける。

航空機事業は主軸になる事業であり、民間機種、防衛機種、ロケットの構造組立に従事する。航空機事業では、三菱重工業のパートナー企業として、アメリカのボーイングの大型旅客機やカナダのボンバルディアの小型旅客機、自衛隊機やヘリコプター、国産ロケットなどの構造組立を中心に行っている。

航空機及びロケット等の構造組立では、アルミ製及びCFRP製(炭素繊維強化プラスチック)のパーツを手作業で一つひとつ組み立てる。ボーイング社の主翼を中心に旅客機の構造組立を行なっている。また航空機専用組立治工具も製作する。航空機のパーツに合わせて製作するため、全て1点モノのオーダーメイドになる。

《レスポンス編集部》

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