ダイムラートラック、大規模充電ステーションを米国で起工…60基以上の充電器を設置へ

ダイムラートラックの米国合弁会社のグリーンレーンの大規模充電ステーションの完成イメージ
ダイムラートラックの米国合弁会社のグリーンレーンの大規模充電ステーションの完成イメージ全 3 枚

ダイムラートラックは9月11日、米国合弁会社のグリーンレーンがカリフォルニア州コルトンにおいて、大規模充電ステーションを起工した、と発表した。

このイベントは、ロサンゼルスからラスベガスまでの商用EV充電回廊の建設開始を記念するもの。この回廊は主にインターステート15号線に沿って設置される予定だ。

この大規模充電ステーションは、完成時には重・中・軽量のゼロエミッション車(EV)向けに60基以上の充電器を備える計画。起工式では、このプロジェクトの重要性と地域へのポジティブな影響、そして米国全体の商用トラック業界における意義が強調された。

ダイムラートラックの米国合弁会社のグリーンレーンの大規模充電ステーションの完成イメージダイムラートラックの米国合弁会社のグリーンレーンの大規模充電ステーションの完成イメージ

同日、グリーンレーンはサウスコースト大気質管理地区(SCAQMD)から1500万ドルの助成金を獲得したことを発表した。この助成金により、充電ステーションの開発が加速され、2024年末までに開設される予定だ。この助成金は、設計やエンジニアリング、充電インフラの構築に使用される。

グリーンレーンとその合弁事業パートナーは、全米に商用充電インフラのネットワークを展開する計画。重・中・軽量車両の電動化を皮切りに、乗用EVや商用EVの顧客にも対応する予定だ。また、将来的には商用車向けの水素燃料補給も提供する。

グリーンレーンは、全米にわたる商用車向けの高性能なゼロエミッション公共充電および水素燃料補給ネットワークを設計、開発、設置、運営することを使命としている。同社は、特に長距離貨物運送において、商用車向けの全国的な電動充電インフラのニーズに対応し、持続可能なゼロエミッション車エコシステムの発展に向けた一歩を踏み出している。

《森脇稔》

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