VWのSUV『タオス』2025年モデルで内外装を刷新、年内米国発売へ

フォルクスワーゲン・タオス 2025年モデル
フォルクスワーゲン・タオス 2025年モデル全 8 枚

フォルクスワーゲンは、SUV『タオス』の改良新型を米国で発表した。外観の刷新、技術の向上、そしてパワーの増強を果たしている。

フォルクスワーゲン・タオス 2025年モデル

外観の変更点としては、より表情豊かなフロントエンドデザインが挙げられる。新しいバンパーデザイン、新しいグリル、標準装備のLEDプロジェクターヘッドライトが採用されている。

リアには連結されたテールライトとイルミネーション付きのフォルクスワーゲンエンブレムが追加され、高級感を演出している。新しい塗装色として、ブライトモスグリーン、モントレーブルーパール、モニュメントグレーの3色が追加された。ホイールも新しくなり、17~19インチまでのアルミホイールが用意されている。

内装では、新しいダッシュボードデザインと新素材、新色が採用された。全モデルに標準装備される8インチのインフォテインメントディスプレイや、SEトリム以上で選択可能なタッチコントロール式のClimatronic HVACシステムが特徴だ。新しい音響減衰処理により、車内の騒音も低減されている。シート素材も改良され、Sは二色の黒と灰色の布地、SEとSEブラックモデルはCloudTexと布地の組み合わせ、SELは革シートが装備されている。

エンジンは効率的な1.5L EA211ターボチャージャー付き4気筒TSI®エンジンが改良され、出力が158hpから174hpに向上した。ハードウェアの変更点としては、ピストンリングと燃料噴射装置の改良、ターボハウジングの変更、大型インタークーラー、新しいガソリン微粒子フィルターが含まれる。4Motionモデルには7速DSGデュアルクラッチオートマチックに代わり、8速オートマチックトランスミッションが採用された。

改良新型には、全トリムにわたってVWの高度なIQ.DRIVE運転支援機能が搭載されている。これには、半自動運転支援のTravel Assist、前方衝突警告と自動緊急ブレーキを含むFront Assist、アクティブブラインドスポットモニター、リアトラフィックアラート、アダプティブクルーズコントロール(ACC)ストップ&ゴー、レーンアシスト、緊急アシストが含まれる。前後のパークディスタンスコントロールも利用可能で、駐車時や狭いスペースでのガイダンスを実現する。

改良新型タオスは、年内に米国のディーラーに到着する予定だ。

《森脇稔》

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