高精度3次元地図データ、ゲームや建築など自動運転以外の分野で利用可能に

ダイナミックマッププラットフォームの高精度3次元地図データのイメージ
ダイナミックマッププラットフォームの高精度3次元地図データのイメージ全 1 枚

ダイナミックマッププラットフォームは9月18日、高精度3次元地図データ(HDマップ)の対応可能ファイルフォーマットを20種類に拡充した、と発表した。

これにより、ゲームやシミュレーター、建築など幅広い産業分野への応用や、各種研究開発分野における利用が可能となる。

自動運転・先進運転支援システム(ADAS)用途に開発されたHDマップについて、近年、自動運転以外の用途での問い合わせが増加していた。しかし、用途や業界により利用データフォーマットが異なるため、対応が困難だった。

これを受けて、様々な用途での利用をより容易にするため、提供フォーマットを20種類に拡充した。これには、ゲームやアニメーションといったエンターテインメントの他、シミュレーターや建築、自動車といった幅広い用途で用いられているUnityやUnreal Engineも含まれる。今回の拡充により、データのより広い分野での利用が促進される。

ダイナミックマッププラットフォームは、日本政府のバックアップと、自動車メーカー10社を含む国内企業が一体となったオールジャパン体制で設立された。日本を拠点に、アメリカ・ドイツ・韓国・中東にグループ会社を持ち、現在約300名(連結)のスタッフが在籍している。現実の世界をデジタル空間に複製する高精度3次元データのプラットフォーマーとして、様々な産業分野におけるイノベーションを支えている。

今回の対応フォーマット拡充により、ダイナミックマッププラットフォームは、さらなる市場拡大と技術革新を目指す。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る