ホンダ社長「EV販売鈍化は一時的。電動化に向けた道筋は進んでいく」

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日本自動車工業会の三部敏宏副会長(ホンダ社長)は9月19日の定例記者会見で世界的に電気自動車(EV)の販売が鈍化していることについて「中長期的な観点で浮き沈みがある中で、電動化、カーボンニュートラルに向けた道筋は進んでいく」との認識を示した。

三部副会長は「グローバルでみてEVの販売台数が少し鈍化しているという状況であることは認識している。ただもともと中長期的な観点でみると、浮き沈みがある中で電動化、カーボンニュートラルに向けた道筋は進んでいくという認識をしている」と述べた。

さらに「浮き沈みの要因としては、各国の補助金制度等の影響も非常に受けるし、ただやはりそれは一時的なものであり、中長期的にみると流れとしては変わらないという認識をしているので、今後またいろんな選挙とかあって影響があるんじゃないかという話もあると思うが、例えば2030年、2040年という視点でみると、その流れは基本的には変わらないだろう」とも指摘。

その上で「自工会のスタンスとしてはマルチパスウェイという形で、最終的には2050年カーボンニュートラル達成に向けて、いろんなあらゆる技術を使いながら確実にマイルストーンをクリアしながら達成していくという方向は全く変わりないので、現在のEVの市場の状況によってスタンスが変るということはない」と強調した。


《小松哲也》

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