トヨタのミニバンは「掃除機」も標準装備!? 温冷庫に後席置き去り通知も、至れり尽くせりな新型『シエナ』

「掃除機」も装備するトヨタ・シエナの2025年モデル
「掃除機」も装備するトヨタ・シエナの2025年モデル全 8 枚

トヨタ自動車の米国部門は、ミニバン『シエナ』の2025年モデルを発表した。

2025年モデルでは、レーダーベースの高度な後部座席リマインダーシステムを標準装備した。このシステムは、車両がオフになりロックされた後に後部座席の「動き」を検出することができる。世界的に問題となっている子どもの車内置き去りを防止する機能だ。また、新しい便利機能、技術、色、素材を取り入れた内装スタイルも特徴となっている。

2025年型のトヨタシエナの内部には、掃除機と温冷庫が追加された。これらの新しい快適機能は、プラチナムトリムでは標準装備、リミテッドグレードではオプションとして用意される。また、最新のトヨタオーディオマルチメディアシステムが標準装備され、12.3インチのタッチスクリーンもオプションで選択できる。

トヨタ・シエナの2025年モデルトヨタ・シエナの2025年モデル

全ての2025年モデルのキャビンには、新しいデザイン要素が取り入れられている。プラチナムとリミテッドグレードのレザーシートは、マカダミアとブラックの色の組み合わせが特徴で、ブラックも選択可能。XSE、ウッドランドエディション、XLEグレードのSofTexトリムシートには、エンボスパターンとアクセントステッチが施され、LEの織物シートはクールグレーの色でキャビンを引き立てる。

センターコンソールも各グレードで変更されており、プラチナムとリミテッドでは高級感のある木目仕上げ、XSEとウッドランドエディションでは光沢のあるブラックのセレーション仕上げ、XLEとLEではアノダイズドダークグレーの塗装が施されている。ウッドランドエディションの新しいグレード専用の全天候型フロアマットとリアカーゴマットは、アウトドアを身近に感じさせるデザインである。

さらに、ドライバーズディスプレイは、XSE、ウッドランドエディション、リミテッド、プラチナムグレードでカスタマイズ可能な12.3インチのデジタルゲージクラスターに進化している。Qiワイヤレススマートフォン充電器も第5世代技術にアップデートされ、全グレードで標準装備となった。全てのシエナグレードには、通話の明瞭度を高めるデュアルマイクロフォンと、キャビン全体にUSB-C充電ポート、ダッシュボードにはUSB-Aポートが追加されている。

トヨタ・シエナの2025年モデルトヨタ・シエナの2025年モデル

2025年のシエナには、プラチナムグレードの二色メタリッククラッドホイールや、ウッドランドエディションの新しい六本スポークのダークフィニッシュアルミホイールなどの外装変更もある。XSEグレードとウッドランドエディションのドアハンドル、グリル、サイドウィンドウトリムにはダークな特徴が追加され、洗練された印象を与える。プラチナム、リミテッド、XSE、XLE、LEグレードには、新しいマグネティックグレーメタリックの外装色を用意。また、全グレードのリアリフトゲートには、ハイブリッド車を示す「Beyond Zero」バッジが追加されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  4. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  5. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る