オペル、燃料電池バン『モバノ・ハイドロジェン』発表、水素×プラグインで航続500km

オペル・モバノ・ハイドロジェン
オペル・モバノ・ハイドロジェン全 4 枚

オペルは、ドイツで開幕した「IAAトランスポーテーション2024」において、新型の水素燃料電池車『モバノ・ハイドロジェン』を初公開した。

モバノ・ハイドロジェンは、水素燃料電池駆動とプラグインバッテリーを組み合わせており、WLTPサイクルで500km以上の航続距離を実現する。また、水素の補給時間は5分以下とし、長距離移動が必要な顧客にとって理想的なソリューションを追求した。

電動モーターは110kW(150hp)の出力と最大トルク410Nmを発揮し、11kWhのリチウムイオンバッテリーが始動や加速時にサポートする。さらに、ブレーキエネルギーを回収してバッテリーに電力として供給することもできる。

オペルはすでに『ビバロ・ハイドロジェン』で長距離走行と短時間の充填を実現している。今回のモバノ・ハイドロジェンはオペルの軽商用車(LCV)ラインナップの中で最大のモデルだ。

このハイブリッドシステムの大きな利点として、ブレーキエネルギーを回収し、電気としてバッテリーに供給することができる点が挙げられる。全ての駆動技術と水素タンクは、日常の使い勝手を損なわないようにコンパクトに配置されており、最大17立法mの荷物を収納し、最大1370kgの積載量を備えている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  5. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る