三井金属、全固体電池向け「A-SOLiD」の量産工場新設…2027年稼働へ

三井金属のアルジロダイト型硫化物固体電解質「 A SOLiD ® 」
三井金属のアルジロダイト型硫化物固体電解質「 A SOLiD ® 」全 1 枚

三井金属は9月24日、成長分野の一つと位置づけている全固体電池向け硫化物系固体電解質「A-SOLiD」について、初期量産工場の新設を決定した、と発表した。

次世代の蓄電池として期待される全固体電池は、EVをはじめとした幅広い用途で開発が進んでいる。三井金属は、長年培った電池材料技術を活かして開発したA-SOLiDをそのキー・マテリアルと位置づけ、顧客や市場パートナーと全固体電池の実用化に向けた取り組みを進めている。

三井金属は2019年に固体電解質の量産試験用設備を埼玉県上尾地区に導入して以降、2度にわたる生産能力の増強を決定し、顧客の全固体電池開発ニーズに積極的に応えてきた。その結果、国内外における全固体電池開発競争が活発化する中、三井金属の固体電解質は複数の顧客に開発標準材料として位置づけられ、更なる需要が見込まれている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. AE86は今いくら?『頭文字D』登場車の市場を分析
  2. ホンダ『CB1000F』早くも受注が1600台超に、年間生産計画5000台…CBオーナーイベント復活も計画
  3. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
  4. クルマ好きも唸るイベント満載!さらに進化した「ジャパンモビリティショー2025」の見どころとは?PR
  5. 「マジで来ちゃった!」中国ミニバンの日本導入発表に、SNSでは驚きの声「よく作り込んでる」「加速がすごい」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る