三菱ふそう、EVトラック『eキャンター』をシンガポールで販売開始

三菱ふそう eキャンター(インドネシア仕様)
三菱ふそう eキャンター(インドネシア仕様)全 1 枚

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は9月25日、電気小型トラック『eキャンター』のシンガポールでの販売を開始し、最初の1台を現地の顧客に納車した、と発表した。

シンガポールは東南アジア地域で最大規模の空港貨物センターがあり、グローバルな物流ハブとなっている。同国政府は2040年までに国内の道路を走行するすべての車両をクリーンエネルギー車に転換する目標を掲げており、2030年までに6万か所の充電スポットを設置するなど、EV普及に向けたロードマップを策定している。

eキャンターは、電気駆動のため振動や騒音が少なく、運転操作もしやすい特性から、都市内輸送などに適した車両だ。シンガポールでは、車両総重量(GVW)5トンから8.55トンまでの4種類のバリエーションを展開する。ホイールベースは2.5メートルから4.45メートルまでのサイズを選択でき、最大容量124kWhのS、M、Lサイズのバッテリーを搭載できる。

普通充電では一晩でフル充電が可能で、急速充電器では2時間以内で充電が完了する。販売は40年以上にわたりFUSO車両の正規代理店を務めるGoldbell Engineering Pte. Ltd.を通じて行われる。

eキャンターは、ドライバー注意監視システム「アクティブ・アテンション・アシスト」や衝突被害軽減ブレーキ「Active Brake Assist 5(ABA5)」などの先進安全機能を備えており、道路利用者の安全も確保している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  3. ホンダ『レブル』1万2000台以上をリコール…最悪の場合、エンストして再起動できない
  4. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 「これかっこよすぎる!」「かなり価格を抑えてる」日本発売のプジョー新型『3008』がSNSで話題
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る