バス廃品・廃品アップサイクル商品を販売、地域路線の維持に貢献へ

バス車両の座席シートのモケット生地を使用したトートバッグ
バス車両の座席シートのモケット生地を使用したトートバッグ全 8 枚

廃車となったバスや電車の部品および部品アップサイクル商品は、ファンの間で人気だ。バスの廃車発生品を販売しバス会社へ収益を還元することで、地域路線の維持に貢献する試みに、熊本市のKASSE JAPAN(カッセジャパン)が取り組む。

KASSE JAPANが運営する熊本県特産品購入サイト「KUMATOKU」は、2023年5月8日にオープンした。KUMATOKUは、地域の生産者および加工業者が最寄りのバス営業所へ商品を納品し、路線バスによる貨客混載によって熊本市内中心部にありバスターミナルを併設する、複合商業施設サクラマチクマモトへ商品を集約する仕組みを持つ。

KUMATOKUでは九州産交グループのリソースを活用し、送料負担の軽減や配送コストの低減を図っている。同時に、路線バス網を商品の配送手段として活用することで地域路線の維持に繋げ、交通面においても地域貢献をめざしている。

今回、KUMATOKUは10月1日より、廃車となった路線バスの部品および廃品を利活用したアップサイクル商品などの販売を開始する。九州産交バスおよび産交バスへの収益還元により、地域路線の維持に貢献することを意図している。

ラインナップされた商品は、産交バス車両で使用されていた「押ボタン」や「つり革」、「ドア開閉スイッチ」、「バス停の標識」など。また、バス車両の座席シートのモケット生地を使用した「トートバッグ」や「折りたたみ椅子」などのアップサイクル商品も提供される。さらに、ザ・バスコレクション「ひのくに号60周年記念2台セット」や「路線バス型ペンケース」なども用意された。

新商品は合計166点で、内訳はバス廃品130点、アップサイクル商品16点、バス玩具商品その他20点となっている。

《レスポンス編集部》

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