東風ホンダが電動化を加速、新型EVセダン『霊悉L』発売…航続520km

東風ホンダの新型EVセダン『霊悉L(リンシーL)』
東風ホンダの新型EVセダン『霊悉L(リンシーL)』全 1 枚

ホンダと東風汽車の中国合弁、東風ホンダは、新型EVセダン『霊悉L(リンシーL)』を中国市場で発売した。現地ベース価格は12万9800元(約265万円)。2種類のオプションパッケージが用意される。

新モデルは東風ホンダの新しい電動車工場で生産される予定であり、同社は電動車時代への全面的な移行を加速している。

霊悉Lは新しい「霊悉」インテリジェント電動プラットフォームをベースにしており、最大出力160kW、最大トルク310Nmの高出力モーターを搭載している。100kmあたりの電力消費量は12.9kWhで、520kmの航続距離を実現している。加速性能も優れており、エネルギー効率の高さが際立っているという。

外観は鋭いデザインで、従来の電動車のイメージを打ち破る多面体の造形と三展翼ランプのデザインが特徴的だ。ボディカラーは、「瑞思白」「小青新」「熊猫色」など7色が用意されている。

「霊悉SPACE」と呼ばれるインテリジェントキャビンは、同クラス唯一の先進技術を搭載し、感覚的な連動体験を提供する。5つのスクリーンが横に並び、中央の3つのスクリーンは画面のクロススクリーン切り替えが可能で、左右のスクリーンはデジタルミラーの映像を表示する。さらに、スマートHUD、APPリモートコントロール、Face ID顔認識、128色のLEDアンビエントライト、5つのシーンモードなどが搭載されている。

霊悉Lはデジタルミラーを標準装備し、18個のインテリジェントアシストデバイスを搭載した「霊悉DRIVE」システムを採用する。このシステムは多様なシーンでの自動駐車、360度全景映像など14のインテリジェントアシスト機能を提供する。

安全面では、超高強度鋼を主体としたケージボディ構造を採用し、前面、側面、後面、上部、底部の各衝突テストで優れた性能を発揮している。バッテリーパックは360度全方位の車体構造保護を受け、国際基準を超える厳しいテストに合格している。特に防水試験の強度は国際基準の48倍、としている。

《森脇稔》

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