充電プラグを差すだけで決済も、ユビ電が新EV充電「プラグ&チャージ」開発へ

WeCharge 導入事例(伊丹空港 184充電ポート設置)
WeCharge 導入事例(伊丹空港 184充電ポート設置)全 2 枚

EV充電サービス「WeCharge」を展開するユビ電は10月4日、eNFC技術を応用した「プラグ&チャージ」の開発をスタートした、と発表した。この方法により、QRコードを読み取ることなく充電プラグをコンセントに差し込むだけで認証が完了し、ユーザーはより快適でスマートなEV充電体験が可能となる。

eNFC技術は、株式会社eNFCの和城賢典氏(現ユビ電株式会社eNFC研究所所長)が独自開発した先進的な技術だ。2024年4月に和城氏のユビ電への合流を機に、eNFC研究所を設立。今回、次世代の認証技術として、プラグ&チャージ機能の本格的な開発に着手した。

従来のNFC(近距離無線通信)とは異なり、eNFCは電極と電極を電界で結合させて通信を行う新しいタイプのNFCだ。金属や誘電体をはさむと、それがケーブル代わりになって電界の波を伝えるため、NFCに比べて通信エリアを拡張することができる技術(特許取得済)となっている。

ユビ電は「快適なEV充電を、すべての人へ」というミッションを掲げ、プラグ&チャージ技術の実用化により、EV充電の利便性が飛躍的に向上し、電気自動車の普及促進にも貢献すると考えている。WeChargeのスマートコンセントから広がる持続可能なエネルギー社会の実現に取り組み、いつでもどこでも「じぶんの電気を」自由に使える電力環境づくりを目指している。

WeChargeサービスは、1つの駐車スペースに1つの充電コンセントを設置し、専用の充電ポートからいつでも好きな時に充電できるサービスだ。現在はWeChargeアプリからQRコードを読み取ることで認証が行われ、充電から課金までスマホ1つで完了できる。マンションでも気兼ねなく一戸建てと同じように充電できるのが最大の特長で、オフィスやホテル、ショッピングモールや空港などにも展開している。

《森脇稔》

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