故ケン・ブロックの娘、スバルWRXで米ラリー最終戦に出場へ「ラリーは私の故郷」

スバル『WRX ARA24』とリア・ブロック
スバル『WRX ARA24』とリア・ブロック全 3 枚

スバルモータースポーツUSAは、10月11日から12日に開催されるレイクスペリオパフォーマンスラリー(LSPR)に、故ケン・ブロックの娘で17歳のリア・ブロックをゲストドライバーとして起用すると発表した。

リア・ブロックは、ブランドン・セメヌク選手の『WRX ARA24』をドライブし、コ・ドライバーにはキートン・ウィリアムズが同乗する。セメヌク選手は3連覇を達成したアメリカンラリー協会(ARA)チャンピオンシップの最終戦を欠場する。

リア・ブロックは、2023年のARAオープン2WDクラスで最年少チャンピオンとなった実力者だ。現在はF1アカデミーでウィリアムズレーシングのドライバーとしてルーキーシーズンを過ごしている。バハ1000、ニトロクロス、エクストリームEなど、多彩なレースでの経験も持つ。

「LSPRに向けての気持ちは、興奮という言葉では言い表せない」とリア・ブロックは語る。「スバルとバーモントスポーツカーが、トップレベルのレースカーでラリーに参戦する素晴らしい機会を与えてくれた」と付け加えた。

リア・ブロックは幼少期からラリーイベントに親しんできた。父である故ケン・ブロックは、スバルモータースポーツUSAチームでラリーキャリアをスタートさせ、後にジムカーナ動画で伝説となった。ケン・ブロックの初期のチームメイトであり、エクストリームスポーツのアイコン的存在のトラビス・パストラーナ選手が、今年のLSPRでリア・ブロックのチームメイトとして参戦する。

「ラリーは常に私の故郷であり、ルーツ」とリア・ブロックは語る。「私と家族はこのチームと特別な歴史があり、この節目を他の誰とでもなく彼らと迎えたいと思っていた。ラリーカーでの競技は久しぶり。この信じられないほど速いトップレベルのマシンに慣れていくのが楽しみ」とコメントした。

LSPRは、若き才能がARAの最高峰で挑戦する絶好の機会となる。リア・ブロックの目標は控えめだ。「週末の目標は、楽しんで、速く走り、強くて快適にラリーを終えること」と話している。

《森脇稔》

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