ボッシュ、電動MTB向け新型モーター発表…高性能センサーが毎秒1000回以上ペダル入力を測定

ボッシュの電動MTB向け新型モーター「Performance Line CX」
ボッシュの電動MTB向け新型モーター「Performance Line CX」全 3 枚

ボッシュは、eマウンテンバイク用の新型モーター「Performance Line CX (BDU384Y)」を発表した。

ボッシュの電動MTB向け新型モーター

この新型モーターは、パワーと制御の両立を実現し、eマウンテンバイク業界に新たな標準をもたらすことを目指している。新型モーターは、85Nmのトルク、最大600Wの出力を発揮する。

新型Performance Line CXの特徴は、高度なセンサー技術にある。複数の高性能センサーが1秒間に1000回以上のペダル入力を正確に測定し、6次元の加速度と回転速度を検知する慣性センサー(IMU)も搭載されている。これにより、急な上り坂や根が張り出したトレイルなど、様々な走行状況に応じて最適なモーター出力を発揮することが可能となった。

また、ボッシュは新型モーターのギアボックスを最適化し、パワー伝達、効率、騒音レベルのバランスを改善した。下り坂走行時には外部駆動系統(チェーン、チェーンリング、カセット)が内部駆動系統(フリーホイール、ギアボックス、モーター)から切り離されるため、従来のドライブユニットと比較して機械音が大幅に低減されている。

さらに、新型Performance Line CXは前モデルから約100g軽量化されており、マグネシウム製のハウジングと黒色粉体塗装により、過酷な条件下でも高い耐久性を発揮する。

ボッシュのPerformance Line CXは、2015年の発売以来、eマウンテンバイク市場をリードしてきた。今回の新型モデルは、その進化の最新段階として、ライディング体験とモーター特性の面で新たな基準を打ち立てる、としている。

《森脇稔》

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