約3.8億円、1275psの怪物! マクラーレン史上最強の『W1』発表

マクラーレンW1
マクラーレンW1全 5 枚

マクラーレンオートモーティブは、新型スーパーカー『W1』を発表した。W1は、同社の伝説的モデルであるマクラーレン『F1』と『P1』の後継車として位置付けられており、マクラーレンの技術の粋を集めた一台となっている。

W1の最大の特徴は、その圧倒的なパワーだ。新開発のV8ハイブリッドパワートレインは、最高出力1275psを誇る。これは、マクラーレン史上最強のパワーユニットとなる。内燃エンジン単体でも928psを発生し、リッターあたり233psという驚異的な出力密度を実現している。

パワーだけでなく、軽量化技術にも注目が集まる。W1の車両重量は1399kgに抑えられており、パワーウェイトレシオは911ps/tに達する。これは、マクラーレンのスーパーカー史上最高の数値だ。

マクラーレンW1マクラーレンW1

エアロダイナミクスにおいても、F1由来の革新的な技術が採用されている。「マクラーレン・レース・モード」を搭載し、公道走行からサーキット走行へと走行特性を変化させることができる。最大1000kgのダウンフォースを生み出し、高速コーナリング性能を飛躍的に向上させている。

性能面では、0-300km/h加速を12.7秒で達成。これは、従来モデルを大きく上回る数値だ。最高速度は350km/hに電子制御で制限されている。

W1の生産台数は399台に限定され、価格は英国で付加価値税込みで200万ポンド(約3億8000万円)から。すでに全台が売約済みで、最終的な価格はカスタマイズの程度によって変動する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る