東京都港区がスケルトンゴミ収集車を導入…3代目「みえる号」はEV、eキャンターに極東開発が架装

3代目みえる号お披露目。港区の清家愛区長(車両前部の女性)と極東開発工業取締役常務執行役員特装事業部長の木津輝幸氏(車両後部の男性)
3代目みえる号お披露目。港区の清家愛区長(車両前部の女性)と極東開発工業取締役常務執行役員特装事業部長の木津輝幸氏(車両後部の男性)全 9 枚

東京都港区は10月12日、全国で初めてEVトラックをベースにした、環境学習用カッティングカー=スケルトン・ゴミ収集車の「3代目みえる号」を導入した。

同日、区立芝公園で開催中の「みなと区民まつり」でお披露目された。疑似ごみを用いた積込み作業体験も行なわれ、引き続き展示されている。

港区の「みえる号」は、清掃車両の仕組みを学び、ごみの積込み体験を通じて清掃事業への理解とごみの減量・リサイクルの意識啓発を目的とした特殊車両だ。2003年に初代が導入され、今回発表の車両が3代目だ。車両の荷台部分はスケルトン改造されており、ごみが積み込まれる様子や排出される様子を観察できる。

初代と2代目は中古のゴミ収集車をスケルトンボディに改造したが、3代目は新車になった。フル電動トラックの三菱ふそう『eキャンター』に、極東開発工業が架装した。各種可動部の動力も当然電動だ。

みえる号は港区が所有し、運用する。主に区内の小学校や保育園、幼稚園での環境学習の場に出張し、子どもたちに積込み作業を体験してもらっている。また、区内企業や各種団体が開催する環境関連イベントへ出張もしている。

区立芝公園での3代目みえる号展示は10月13日まで。


《レスポンス編集部》

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