ヴァレオとマーレ、次世代マグネットフリー電動モーターを共同開発へ

ヴァレオとマーレ、次世代マグネットフリー電動モーター「iBEEシステム」を共同開発
ヴァレオとマーレ、次世代マグネットフリー電動モーター「iBEEシステム」を共同開発全 1 枚

ヴァレオとマーレは10月15日、EV向けにマグネットフリー電動アクスルシステムの共同開発すると発表した。両社は、ピーク出力220kWから350kWのEVをターゲットに、iBEE(インナーブラシレス電気励起)システムを導入した最先端技術の開発に取り組む。

この共同開発は、ヴァレオの電動モーターや高効率インバーター技術と、マーレのマグネットフリーローターおよび非接触トランスミッター(MCT)技術を組み合わせたもの。両社は、優れた連続出力/ピーク出力比を実現するために、革新的な冷却コンセプトにも取り組んでいる。

開発中のシステムは、同等出力の永久磁石電動モーターと比較して、カーボンフットプリントを40%以上削減することを目指している。これは、希土類元素を使用しないことによる環境負荷の低減と、製造過程でのCO2排出量削減につながる。最初のプロトタイプのテストは2024年末までに完了する予定だ。


《森脇稔》

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