ホンダ「エコマイレッジチャレンジ」、カーボンニュートラル燃料クラス新設

「Honda エコ マイレッジチャレンジ 2024」
「Honda エコ マイレッジチャレンジ 2024」全 5 枚

ホンダは10月15日、燃費競技「Honda エコ マイレッジチャレンジ2024」に、カーボンニュートラル燃料クラスを新設した、と発表した。

この大会は、ホンダの『スーパーカブ50』などに搭載されている4ストローク50ccエンジンをベースに、参加者が手作りのマシンで燃費効率を競うものだ。1981年に始まり、これまでに1万5000チーム以上が参加している。

今回の新クラス設置は、ホンダの2050年カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環だ。植物由来のバイオマスを原料としたカーボンニュートラル燃料を採用し、環境に優しいモータースポーツへの進化を図っている。

新クラス導入に先立ち、昨年度の全国大会では2チームによるエキシビション走行を実施。カーボンニュートラル燃料に初めて触れる参加者向けの講座や意見交換の機会を設け、若い世代の環境意識醸成とカーボンニュートラル燃料の認知拡大・理解促進に取り組んだ。

ホンダは今後、電動クラスの設置も視野に入れ、より一層環境に配慮した大会を目指す。この取り組みは、ものづくりの喜びや目標に向けて仲間とともにチャレンジする楽しさを伝えるとともに、若い世代のエンジニアの育成にも貢献することが見込まれている。

エコマイレッジチャレンジは、参加者が独創的なアイデアと技術力を駆使し、マシンの設計や形状、走り方など、あらゆる要素において効率を高めることを目指す。この過程で、参加者たちは環境技術や省エネルギーについての理解を深め、実践的なスキルを身につけることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. YURTの『シエンタ』用車中泊キットが大幅アップデート、生産体制見直しで8万円値下げも実現
  2. スズキ『エブリイ』ワゴンに試乗、商用車とどう違うのか…5月4日の過去記事
  3. 初心者でもここまでできる! プロショップが提案するコスパ重視の音質アップ術[音を良くするコツをプロが指南]
  4. 【スズキ ワゴンRスマイル 改良新型】誰が見ても可愛いといわれるように…開発責任者がそういう理由とは
  5. 自動車整備業、2024年度は445件が「消滅」 整備士不足、部品高騰が圧迫
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  2. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  3. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  4. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  5. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
ランキングをもっと見る