「魅力的じゃない」を汚名返上! メルセデスAMG『CLEクーペ』に受け継がれるV8の魂

メルセデスAMG CLE63 市販型プロトタイプ
メルセデスAMG CLE63 市販型プロトタイプ全 26 枚

メルセデスベンツの最新クラス「CLE」の頂点に君臨すべく開発が進められている、メルセデスAMG『CLE63クーペ』市販型プロトタイプをカメラが捉えた。“V8の魂”はCLE63クーペが継承することになりそうだ。

V8エンジンを搭載するメルセデスAMG『CLE63』のプロトタイプ

V8エンジンについて当初AMGでは、今後数年間で段階的に廃止する計画だった。ところが2024年初めAMGの責任者であるマイケル・シーベが、「生産終了日は設定されておらず、継続か廃止かは顧客の需要が大きな要因になる」と述べて廃止計画を保留。そしてここにきて、当分継続される気配が漂ってきた。

CLEは『Cクラス』と『Eクラス』のクーペを廃止して統合した新クラスだ。メルセデスAMG CLE63クーペは、V8エンジンを積むという点で、以前のメルセデスAMG「C63Sクーペ」の後継モデルとなる。

現在のメルセデスAMG「C63」には、セダンとステーションワゴンの「C63S E」があり、クーペは設定されていない。パワーユニットは、C63SまでのV8エンジンを廃止して、プラグインハイブリッド・システムを備えた2.0リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載し、車名もC63S Eとなったわけだ。しかし最高出力680ps、最大トルク1020Nmというパフォーマンスにもかかわらず、販売は芳しくなく、自動車業界では「魅力的でない」とも評価されている。

つまりハイブリッドでは、「W204」世代の荒々しい自然吸気6.2リットルユニットや4.0リットルツインターボといった、V8エンジンの魅力を超えられないということだろう。そのためC63S Eは、改良新型のタイミングでV8に切り替えられるという噂も一時はあったが、どうやらV8はCLE63クーペが継承するようだ。セダンとステーションワゴンにはプラグインハイブリッド、クーペにはV8内燃機関と、パワーユニットを使い分けるのかもしれない。

メルセデスAMG CLE63 市販型プロトタイプメルセデスAMG CLE63 市販型プロトタイプ

新型は最終的に4.0リットルV8ツインターボエンジンを搭載、車名は「CLE63S」の名称が与えられるだろう。最高出力は600psを超えると予想され、現行C63S Eにどこまで迫るか注目だ。たとえ出力が同レベルに達しなくとも、CLE63Sではマイルドハイブリッドシステムのみを使用する可能性が高いので、そうなると重量はC63S Eよりずっと軽量になり、パフォーマンスは同等以上が期待できる。

ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、パナメリカーナグリルを装備、下部のワイドインテークにも同様の垂直ルーバーを配置するなど「ツインパナメリカーナグリル」となった。さらにコーナー給気口にもフィンを備えるなど、かなり攻撃的なフロントマスクだ。

側面では、新デザインのサイドベントを配置、スポーティなサイドスカートも見てとれる。足回りには強力なブレーキシステムに支えられた軽量ホイールを装着している。後部では、角張ったクワッドエキゾーストパイプを備え、弟分の「CLE53」と差別化、LEDテールライトのグラフィックも刷新されるほか、トランクリッドには、小さなリップスポイラーを装備している。

キャビン内では、Cクラスから多くの要素を借用するとみられる。新しいEクラスの、オプションの「スーパースクリーン」ダッシュレイアウトを備えた路線には行かないようだ。全体的に標準のCLEと同じレイアウトだが、よりスポーティなバケットシート、AMGステアリングホイール、パフォーマンス重視の運転モードなど、典型的なAMGの装備が用意されることは間違いない。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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