スズキの世界戦略車「フロンクス」国内投入、鈴木社長「インド産というよりスズキ産」[新聞ウォッチ]

スズキの新型SUV『フロンクス』と鈴木俊宏社長
スズキの新型SUV『フロンクス』と鈴木俊宏社長全 5 枚

「日本専用の仕様として4WD車のほか、先進の予防安全や運転支援機能を盛り込み、日本と同じ品質でしっかり作り込んでおり、『インド産』というより『スズキ産』として捉えてほしい」

スズキが、主要拠点のインドのグジャラート工場で生産し、日本市場でも販売を開始したクーペスタイルの小型多目的車(SUV)「フロンクス」の発表会で、同社の鈴木俊宏社長は「新しい市場を切り開く世界戦略車として、満を持して投入するモデル」とも強調した。

スズキはコロナ禍ではリモート形式による新車発表は行っていたが、今回のように都内のイベント会場などでリアルに新型車をお披露目するのは5年ぶりという。

そんな久しぶりの実車に直接触れられるメディア発表会ということもあり、きょうの各紙も経済面などに大きく掲載。このうち、読売は「インドから低価格SUV」のタイトルで「大量生産により製造コストを下げて販売価格を254万~273万円台(税込み)に抑え、激戦区の小型SUV市場でシェア(占有率)拡大を図りたい考えだ」と報じた。

毎日も「スズキ、インド製でリベンジ狙う」として「月間販売目標台数は1000台だが、発売前から販促活動を始め、すでに約9000台の受注がある」としつつ、「インド以外の国でも評価が高いといい、鈴木社長はインド自体の技術力も上がっており、『インド製』というネガティブなイメージは払拭されたと言っていい」とも伝えている。

産経も「スズキ、人気SUVを国内投入、世界戦略車『フロンクス』」との見出しで取り上げている。読売、毎日、産経の3紙は新型SUV「フロンクス」とともにフォトセッションに臨む鈴木社長のカット写真を掲載しているが、毎日、産経のその写真は「インド人もびっくり」するほどに小さなクルマが大きく見える。

2024年10月17日付

●衆院選序盤情勢本社調査、与党過半数見通し、自民苦戦立民増の勢い、維新は不振 (読売・1面)

●訪日消費最高5.8兆円、1~9月61%増、宿泊費高騰 (読売・1面)

●インドから低価格SUV、スズキ「フロンクス」生産コスト減 (読売・6面)

●東京海上日動、車保険CO2抑制で特典、急発進など運転数値化(読売・7面)

●救急隊への暴力後絶たず、フロントガラス壊され、傷病者の家族に殴られ(朝日・30面)

●損保代理店規制強化、金融庁BMの不正請求受け (毎日・7面)

●EV世界販売「35年55%」IEA予測、中国がけん引 (日経・5面)

●東芝、エアバスとモーター、水素航空機向け超電導実用化へ (日経・15面)

●「ジャパンモビリティショー」部品・新興商談後押し、光る技術、異業種と接点 (日経・15面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る