[スバル フォレスター vs 三菱 アウトランダーPHEV]スペック比較…ラリーのDNAは?

スバル フォレスター vs 三菱 アウトランダーPHEV
スバル フォレスター vs 三菱 アウトランダーPHEV全 10 枚

今回比較していくのは、スバルの『フォレスター』と9日にマイナーチェンジしたばかりの三菱『アウトランダーPHEV』だ。

スバル、三菱の両社はラリー界の伝統あるライバルとして知られているが、今回はそのDNAを受け継ぐSUVモデルを比較していく。四輪駆動技術で定評のあるスバルの代表作フォレスターと、プラグインハイブリッド技術を採用した三菱の先進モデルアウトランダー。伝統と革新、それぞれの魅力を持つ2台のSUVの特徴と性能を比較し、ユーザーにとってのベストチョイスを探る。

◆外寸比較

フォレスター
全長:4640mm
全幅:1815mm
全高:1730mm
ホイールベース:2670mm
最小旋回半径:5.4m

アウトランダー
全長:4720mm
全幅:1860mm
全高:1750mm
ホイールベース:2705mm
最小旋回半径:5.5m

フォレスターはコンパクトさで優位性を持っているのに対し、アウトランダーが全体的にやや大きめのサイズであることが分かる。選択の際は、室内の広さと取り回しのバランスを個々のニーズに合わせて検討する必要がありそうだ。

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◆エンジンスペック

フォレスター
原動機型式:FB20
種類:水平対向4気筒DOHC16バルブデュアルAVCS直噴
総排気量:1995cc
エンジン最高出力:107kW(145PS)/6000rpm
エンジン最大トルク:188Nm(19.2kgfm)/4000rpm
モーター最高出力:10kW(13.6PS)
モーター最大トルク:65Nm(6.6kgfm)

スバル フォレスタースバル フォレスター

アウトランダー
原動機型式:4B12(MIVEC)
種類:4気筒DOHC16バルブ
総排気量:2359cc
エンジン最高出力:98kW(131PS)/5000rpm
エンジン最大トルク:195Nm(19.9kgfm)/4300rpm
フロントモーター最高出力:85kW(114PS)
フロントモーター最大トルク:255Nm(26.0kgfm)
リアモーター最高出力:100kW(136PS)
リアモーター最大トルク:195Nm(19.9kgfm)

三菱 アウトランダー三菱 アウトランダー

エンジンスペックを比較すると、両車の特徴が際立つ。フォレスターは水平対向エンジンを採用し、エンジン特有のフィーリングを楽しむことができるだろう。一方、アウトランダーはエンジンが発電機の役割をしているため、駆動はモーターになり電動パワートレインによる低回転から力強いトルクを発揮する。これは用途や好みに応じて選択が分かれそうだ。

【スバル フォレスター 改良新型】上質感とスポーティさを両立、ターボエンジン搭載のSPORT[詳細画像]
https://response.jp/article/2021/06/25/347076.html

◆燃費

フォレスター
WLTCモード:14.0km/L
市街地モード:11.2km/L

アウトランダー
WLTCモード:17.2km/L
市街地モード:17.8km/L

フォレスターは従来型のガソリンエンジンを主体としたマイルドハイブリッドシステムを採用しており、SUVとしては決して悪くない燃費性能を示しているが、アウトランダーは、市街地モードで優れた燃費性能であり、都市部での使用に非常に適しているだろう。短距離の日常利用であれば、ガソリンをほとんど使わずに運転できそうだ。

三菱『アウトランダーPHEV』大幅改良、EV航続は106kmに…526万3500円から
https://response.jp/article/2024/10/09/387145.html

◆価格

フォレスター
330万円~

アウトランダー
526万3500円~

選択の際は、初期投資額と長期的な燃費節約効果など総合的に考慮する必要がありそうだ。フォレスターは初期コストを抑えたい人や、従来型SUVの在り方などを求める人に適している。一方アウトランダーは、最新技術による環境性能と燃費効率を重視している人向けかもしれない。

この2台はそれぞれ異なる魅力を持つSUVであることが分かった。フォレスターは、コンパクトな車体と手頃な価格設定、水平対向エンジンによるガソリンエンジン本来の走りが楽しめそうな1台だ。一方、アウトランダーは、プラグインハイブリッドシステムを採用し、優れた燃費性能と電動パワートレインによる力強いトルクの走りが見込める。しかし、その反面価格面でプレミアムが付く。両車の選択は、都市での使用頻度、長距離走行の有無、環境への配慮、予算などの個人的なニーズや価値観によって分かれるだろう。

《宗像達哉》

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