EVに乗っていると優遇、びわ湖周辺でサステナブルツーリズム推進…日産が参画

Nissan Connectアプリ上の「ブルー・スイッチカード」
Nissan Connectアプリ上の「ブルー・スイッチカード」全 2 枚

滋賀県日産自動車は10月23日から、電気自動車(EV)利用者向けの優遇施策を開始する。CO2ネットゼロ社会の実現に資する観光事業者の取り組みを促進する。

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EV)利用者向けの優遇施策は、公益社団法人びわこビジターズビューローが実施する観光キャンペーン「いこうぜ♪滋賀・びわ湖」と連携して行われる。

EVでびわ湖周辺の道の駅、飲食店、宿泊施設、レジャー施設などを訪れた際、特別な「おもてなし」を受けられる。具体的には、対象施設でEV利用証明書を提示すると、割引やプレゼントなど。日産自動車のNissan Connect EVアプリ利用者は、「ブルー・スイッチカード」の提示でもサービスを受けることができる。

これらの施策は、滋賀県が推進する「シガリズム観光振興ビジョン」に基づくものだ。びわ湖をはじめとする豊かな自然や歴史・文化、人々の暮らしをより深く体験・体感できる観光を促進することを目的としている。同時に、持続可能な観光(サステナブルツーリズム)の実現に向け、EVの導入やEV充電スタンドの整備など、CO2ネットゼロ社会の実現に資する観光事業者等の取り組みを促進する。

日産自動車は2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表し、EV普及を通じた社会変革に積極的に取り組んでいる。同社はこれまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、エネルギーマネジメント、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズム、地域交通、次世代教育を通じて、脱炭素化、強靭化(災害対策)の実現を目指している。

滋賀県と日産自動車の今回の取り組みは、環境に配慮した観光振興と地域活性化を両立させる試みだ。

《森脇稔》

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