ボッシュ、800V電動ドライブシステムを船舶用に開発…最新の自動車技術がベース

ボッシュの船舶用800V電動ドライブシステム
ボッシュの船舶用800V電動ドライブシステム全 3 枚

ボッシュは10月22日、新開発の800V対応の高性能電動化ソリューションを、海事産業の展示会「MESTRADE」で発表した。この新システムは、船舶における電動ドライブの用途をさらに拡大し、システム効率を向上させるものだ。

新型電動モーターSMG 230は、400Vから800Vのシステム電圧に対応し、理想的な電圧と温度範囲において、最大200kWの連続出力と約250Nmのトルクを提供する。800V技術の採用により、パワー密度が大幅に向上している。SMG 230は、同じ重量の400Vモデルと比較して80kW多い出力を実現し、同等の性能でもよりコンパクトで軽量な設計となっている。

また、800V対応のインバーターには炭化ケイ素半導体が採用され、99%以上という高い効率性を特徴としている。この半導体技術により、より高速なスイッチング動作が可能となり、熱エネルギーの損失が大幅に削減されているという。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  5. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る