東芝、400V車載バッテリー向け小型フォトリレー製品化…EVの航続や充電性能向上へ

東芝の車載400Vバッテリーシステム対応の阻止電圧900V車載用フォトリレー「TLX9150M」
東芝の車載400Vバッテリーシステム対応の阻止電圧900V車載用フォトリレー「TLX9150M」全 1 枚

東芝デバイス&ストレージは10月23日、400V車載バッテリー機器に対応可能な阻止電圧900V(min)を実現し、小型のSO12L-Tパッケージを採用した車載用フォトリレー「TLX9150M」を製品化した、と発表した。

フォトリレーは、1次(制御)側と2次(スイッチ)側が電気的に絶縁されたもので、ACラインと直結した回路のスイッチや、グラウンド電位が異なる機器間のスイッチを、絶縁バリアを介し制御できる。

近年、電気自動車(EV)は航続や充電時間を改善するためバッテリーの高容量化、高電圧化が進んでいる。バッテリーマネジメントシステム(BMS)はバッテリーを常時監視、制御することで寿命と性能の最大化を可能にし、安全性を確保するためにバッテリーと車体との絶縁監視も行っている。高電圧を扱うBMSには電気的に絶縁されたフォトリレーが使用されている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る