「やっぱり売るのやめちゃうのね」スバル『レガシィ』終了にSNSで悲しみの声

スバル レガシィアウトバック 30th Anniversary
スバル レガシィアウトバック 30th Anniversary全 7 枚

スバル『レガシィアウトバック』が、2025年3月末をもって日本での販売を終了することが発表された。これを以て、『レガシィ』が30年の歴史に終止符を打つことになる。かつてステーションワゴンブームの立役者となったシリーズの終焉に、SNSではファンによる悲しみのコメントがあふれた。

初代レガシィは1989年に登場。『レオーネ』の後継モデルとして登場し、ステーションワゴンのブランドを押し上げた。レガシィアウトバックは、レガシィのバリエーションのひとつとして、クロスオーバーSUVの要素を取り入れ北米で1994年にデビュー、翌年に「レガシィグランドワゴン」として日本に導入。2014年のモデルチェンジでツーリングワゴンが終了、セダンは2025年春を以て終了となることが発表されていた。アウトバックは唯一のレガシィとして残るとみられたが、セダンと同時に終幕となる。

現行レガシィアウトバックは、安全性を向上させた「新世代アイサイト」を全車に標準装備し、360度のセンシングを実現。さらに「アイサイトX」により、自動車専用道路での高度な運転支援が可能だ。エンジンは先代の2.5リットルからダウンサイジングした新世代1.8リットル水平対向4気筒直噴ターボエンジンを採用し、300Nmの高トルクを発生。新型リニアトロニックトランスミッションにより、滑らかな加速と優れた燃費性能を実現。デザインコンセプトは「Active & Tough」で、タフさと先進的なイメージを兼ね備えている。

スバル レガシィアウトバック 30th Anniversaryスバル レガシィアウトバック 30th Anniversary

終売に合わせて500台限定の特別仕様車「30th Anniversary」も発表された。エクステリアにブラックのフロントグリルやルーフレール、ドアミラーを採用し、スポーティなデザインを強調。インテリアにはアイボリー×ブラックナッパレザーの本革シートを使用し、シートベンチレーションや運転席のクッション長調整機能を装備。さらに、STIチューニングダンパーを装着し、快適さと走行安定性が期待できるモデルだ。

レガシィの終売が報じられるとX(旧Twitter)では、「レガシィがなくなってしまうのか」「レガシィという車は日本から消滅するんやな…」「やっぱり売るのやめちゃうのね」とレガシィシリーズの終焉を悲しむ声が目立った。

また、「サイズ的に日本向きでない」「レイバックが出た時点で何となく察してはいた」「レイバックが出て、立場を奪われた」など、大型化を続けたレガシィのサイズ感は日本市場向きではなかったことを指摘。よりコンパクトなレヴォーグレイバックが登場したことから終売につながったと予想するコメントもみられた。

《宗像達哉》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る