AMGは魔性の味のリンゴって? 本性はエンジン

メルセデスベンツ300SEL 6.8 AMG(スパフランコルシャン、1971)
メルセデスベンツ300SEL 6.8 AMG(スパフランコルシャン、1971)全 4 枚

カーセンサーEDGE』12月号(発行:リクルート)の特集は「AMGの本性」。メルセデスベンツの高性能車開発部門であり、そのブランドであり、現在はモータースポーツ部門でもある。12月号ではこのAMGについてみっちり紹介している。

【画像全4枚】

1960年代にダイムラーベンツで競技用の高性能エンジン部門にいたハンス・ヴェルナー・アウフレヒトは、1967年に退社し、同僚の技術者エアハルト・メルヒャーとともにメルセデスベンツ専門のチューニング工房を設立したのがAMGの始まりだ。

「AMGの本性、その真骨頂とは『エンジン性能』だ」と『カーセンサーEDGE』は説く。アウフレヒトとメルヒャーが独立しての初手はW109『300SEL』だった。レース車両のベースにSクラスを選び、『600プルマン』専用だった6.3L・V8を押し込んだのだ。総合力が勝負のレース界にあって、AMGの最大の魅力はエンジンであり続けたという。

ストリートのチューナーとして1970年代から1980年代を過ごしたAMGは、1988年にメルセデスベンツが人気のDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)へ参戦する際に、レース活動組織として指名される。同時に、メルセデスベンツと市販モデルや販売の面でもパートナー契約を交わす。さらに1990年代にダイムラ一の傘下へと収まり、現在はメルセデスベンツ・グループの人気ブランド「メルセデスAMG」になっている。

AMGのマークには、本拠地のアファルターバッハの市章の林檎の木が引用されている。アファルターバッハの林檎は「“魔性の味”なのだ」と『カーセンサーEDGE』。

190 E 2.5-16 Evolution II(DTM、ニュルブルクリンク、1992年)190 E 2.5-16 Evolution II(DTM、ニュルブルクリンク、1992年)

気になるコンテンツ……●FEATURE OF AMG エー・エム・ジーの本性●Car as Art! LAND ROVER RANGE ROVER AUTOBIOGRAPHY P550e●EDGE Voice●EDGE ANGLE●クルマの達人●テリー伊藤の実車見聞録 Volkswagen up! GTI●Ken Okuyamaの愛するクルマ Alfa Roeo 4C●愛すべき早すぎたクルマたち 三菱 デボネア

『カーセンサーエッジ』12月号『カーセンサーエッジ』12月号

出版・編集関連事業に携わる方々へ:御社で発行されるモビリティ(自動車、モーターサイクルなど)関連書籍/雑誌を当編集部までお送りください。『レスポンス』サイト上にて紹介いたします。送り先は「〒164-0012 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー17階 株式会社イード『レスポンス』編集部」。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 希少なヒストリックカーの数々…三浦半島に集まる名車たち@ソレイユの丘
  2. ベリーサの再来か、次期マツダ2か? マツダ『X-COMPACT』の正式発表を待ち望む声続々
  3. 日産『GT-R』次期型はいつ登場? ハイブリッドスポーツとして最速2027年発表か
  4. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】3タイプで味わった、“身近なBMWクーペ”の完成度…島崎七生人
  5. 【スズキ アドレス125 試乗】扱いやすさ&快適性は星5つ!“軽快125”の新スタンダード…伊丹孝裕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る