「中国から輸入したいレベル」「なんでこんな安いの」コスパが光る、マツダの電動セダン『EZ-6』にファン激震

マツダEZ-6
マツダEZ-6全 4 枚

長安マツダが新型電動セダン『EZ-6』を中国市場で10月26日に発売した。今年4月の北京モーターショーで初公開されるや、『マツダ6』のモデルかと話題となったのも記憶に新しい。発売に当たり約300万円からという価格も明らかになったことで、再び日本のクルマ好きからの注目を集めている。

EZ-6はBEV(バッテリー電気自動車)と、ガソリンと電気モーターを組み合わせたPHEV(プラグインハイブリッド車)の2タイプをラインアップする電動セダン。BEVモデルは1回の充電で約600kmの走行が可能。PHEVは、ガソリンエンジンと電動モーターの組み合わせにより、1回の給油で1300km以上の走行が可能だ。これにより、日常的な使用から長距離旅行まで、幅広いシーンでの利用が期待できる。

デザイン面では、「Authentic Modern」をテーマに、魂動デザインの美学を引き継いでおり、クーペのように流麗で伸びやかなフォルムが特徴的だ。電動車らしく、イルミネーションで彩られたフロントマスクが新しい。ボディサイズは全長4921mm×全幅1890mm×全高1485mmで、従来のマツダ6よりも一回り大きく、堂々とした存在感を放つ。19インチのタイヤサイズ(245/45R/19)を装備し、足元も力強い印象を与えている。

マツダ EZ-6マツダ EZ-6

走行性能は、マツダらしい「人馬一体」の感覚を追求し、50:50の理想的な前後重量配分を実現。駆動方式は後輪駆動(RWD)で、これによりダイレクトでリニアな走行性能を発揮するという。サスペンションは前がストラット式、後ろはマルチリンク式を採用した。また、高速走行時には電動リアスポイラーが自動で展開し、空気抵抗を減少させることで安定性を高める。

事故被害を低減するためのインテリジェントドライブ機能や、車外から音声操作可能なインテリジェントパーキング機能を搭載。車内のインフォテインメントシステムは、音声、タッチ、ジェスチャーなど多様な操作方法に対応し、利便性が大幅に向上した。

価格は約300万円から約386万円と、現地EVメーカー車に対しても競争力のある値付けを実現しているのもポイントだ。

X(旧Twitter)では、「中国から輸入したいレベル」「日本で何で売らないんだろう」など、日本や、グローバル戦略車としての展開に期待する声が上がる。また、「値段以上のクラスだろ」「かっこいいなー」「これからのMazdaのデザインの方向性が期待できる」など、定評ある外装、内装デザインのクオリティに感心するユーザーも多くみられた。

そして価格だ。「300万~400万円弱のEVなの凄いな」「なんでこんな安いの」などコストパフォーマンスの高さに驚きを隠せない様子だった。

EZ-6は中国専売モデルで、現在のところ日本への導入予定はない。ファンの期待は大きいだけに、マツダの次なる一手に注目だ。

《宗像達哉》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る