プジョー『E-3008』新型、高速走行でのEV航続の新基準に…約1000kmを2回の充電で走破

プジョー E-3008
プジョー E-3008全 4 枚

ステランティスは、新世代EV向け「STLAミディアム」プラットフォームを採用したプジョー『E-3008』新型が、EVの航続の新基準を打ち立てたと発表した。フランスのパリからニースまでの実走行テストで驚異的な航続性能を示したという。

WLTPサイクルで701kmの航続距離を誇るSTLAミディアムだが、今回の実走行テストではさらに高い性能を発揮した。プジョーE-3008新型は、フランスの高速道路制限速度の130km/hを維持しながら、パリからニースまでの長距離を走破。この間、充電は2回で済んだという。

テスト時の平均気温は20度で、この結果は内燃エンジン車が給油と休憩のために立ち寄る回数に匹敵する。シミュレーションによると、トリノからナポリ(イタリア)、プラハからブリュッセル(欧州横断)などの長距離走行でも同様の結果が得られるという。

ステランティスは、新世代EV向け「STLA Medium」プラットフォームステランティスは、新世代EV向け「STLA Medium」プラットフォーム

STLAミディアムは、高速道路走行でおよそ1000kmを2回の充電で走破できる唯一のプラットフォームとなり、同クラス最高の性能を誇る、と自負する。現在、プジョーE-3008新型、プジョー『E-5008』新型、オペル『グランドランド』がこのプラットフォームを採用しており、2026年末までにさらに5車種が追加される予定だ。

STLAミディアムを採用した電気自動車は、排出ガスゼロ、低運用コスト、静かで滑らかな乗り心地といったEVの基本的な利点に加え、長距離走行時の充電回数削減を実現。この高性能は、フランス北部のビリー=ベルクロー/ドゥヴラン・ギガファクトリーで生産される高性能ACCバッテリーによって支えられている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る