スズキは増収増益、業績予想も上方修正---2025年3月期第2四半期決算

スズキ・フロンクス発表(10月16日)
スズキ・フロンクス発表(10月16日)全 10 枚

スズキは11月8日、2025年3月期第2四半期決算・通期業績予想を発表した。為替影響に加え各部門における収益改善努力により、増収増益となった。通期予想についても上方修正した。


◆価格改定やモデルミックス改善が貢献

第2四半期決算は為替影響に加え、各部門における収益改善努力により増収増益となった。鈴木俊宏代表取締役社長は「個の力を高め、稼ぐ力を上げていく収益改善の効果が表れはじめている」とコメント。特に国内四輪事業の価格改定やモデルミックス改善が貢献している。

売上収益は、販売台数が増加したことなどにより2兆8550億円となった。前年同期に比べ2989億円増加した。営業利益は売上構成変化の改善や為替円安効果などにより、3349億円となった。968億円の増加だ。税引前利益は3765億円で883億円増加、中間利益は2175億円で663億円増加した。

四輪事業は台数増加や売上構成変化などの改善により、増収増益となった。二輪事業も為替影響や売上構成変化などの改善により増収増益。マリン事業は減収ながらも増益となった。

◆国内販売が好調、フロンクスは1万台を受注

四輪車の世界販台数売は156万6000台だった。日本、パキスタン、欧州などで増加し、合計では3万台増加した。二輪車の世界販売台数は102万2000台。インド、中南米などで増加し、合計で6万4000台増加となっている。

日本市場での販売台数実績は34万3000万台だった。内訳は登録車は5万9000台、軽自動車は28万4000台。安定した生産と、『スペーシア』の販売が好調なことなどにより、3万台増加した。10月16日に発売した新型クーペスタイルSUV『フロンクス』の受注は好調で、10月末時点で1万台を超えたという。

◆インドで生産調整

インド市場では、小型車の販売が期初想定を下回ったため生産調整を実施、在庫を適正水準にまで戻した。実績は86万1000台で2万8000台の減少。カーボンニュートラルに向けてインドではHEVやCNGなどのマルチパスウェイで取り組んでいる。特にCNG車は乗用全体市場においても比率が高まっており、スズキのインド販売におけるCNG比率は前年同期の25%から35%へと上昇した。欧州販売は、新型『スイフト』の投入により台数が増加。

二輪事業は、インド市場で『アクセス』を中心にスクーター販売が堅調で、全体市場以上の伸長率となり、生産・販売ともに前年を上回った。

◆営業利益は700億円上方修正

通期業績予想は上期実績および経営環境の変化を反映し、前回予想から上方修正する。売上収益は据え置きの5兆6000億円、営業利益は、前回予想から700億円上方修正し、5500億円を見込んでいる。

営業利益で700億円に上方修正した内訳は次の通り。台数の影響は、インドにおいて上期に実施した四輪車の生産調整の影響や、船外機の輸出台数の見直しなどを反映し、250億円マイナスを織り込んだ。売上構成の影響は、日本国内で収益性の高いモデルの販売が期初の想定以上に好調、海外でのモデルミックス改善や販価改定などの収益改善の取組みの効果を反映し、850億円プラスを織り込んだ。


《高木啓》

アクセスランキング

  1. トヨタ『セリカ』復活へ、「現代版GT-FOUR」なるか?…土曜ニュースランキング
  2. 次期『ノート』が日産復活の切り札となる? 2027年登場へ、価格は約30万円上昇か
  3. 【スズキ クロスビー 新型試乗】独特な世界観と走りは、往年のシトロエンを思い起こさせる…中村孝仁
  4. ボルボ『XC40』807台をリコール…火災のおそれ
  5. 安いのに高品質はなぜ可能? ALNEXのプロテクションフィルムは技術と効率化が全く違う次元で施工されるPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 警察庁、高齢運転者技能検査を見直しへ 合格者の事故率を追跡調査してみたら…
  2. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  3. 「フィジカルAI展2026」初開催、現在地を知る!…ものづくりワールド
  4. 【日産 リーフ 新型】次世代EVのスタンダードを描いた、“スーパーエアロ”と“スーパーフラッシュ”デザイン
  5. 神奈川個人タクシー、電脳交通のクラウド配車システム「DS」導入…S.RIDEとUberにも対応
ランキングをもっと見る