旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]

ビッグモーター(イメージ)
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修理の必要もない車両のボディに故意にゴルフボールで損傷させるなど、保険金を水増し請求していた中古車販売大手の旧ビッグモーターだが、その不正が疑われる事案が、最大8万件にものぼるというからビックリ仰天する。

保険金水増し請求などをめぐり、不正事案の処理を担う存続会社BALM(バーム)が発表したもので、きょうの各紙も「旧ビッグモーター、修理不正、最大8万件、弁済数数十億円」などと取り上げている。

また、不正な保険金請求への対応でかかった費用については今後、損保各社と民事調停に入る方針だが、損害保険会社や顧客への返金のための補償総額は数十億円にのぼると見込んでいるという。

補償の対象は、旧ビッグモーターの現場に厳しいノルマが課されるようになったとみられる2018年から、23年8月までの修理事案。この間に修理した約20万人の顧客に対し、被害の有無にかかわらず連絡窓口を明記した「おわびの手紙」を11月末から送付。このうち、損保ジャパンなど損保会社に保険金を水増し請求した疑いのある事案については、損保各社の調査記録をベースに判断し、顧客の自動車保険の等級を訂正するなどの対応を進めるそうだ。

日経によると「まずは18年以降の案件の補償を優先し、17年以前の案件は進捗を踏まえながら対応する」とも伝えていることからも、保険金水増し請求の不正件数はさらに拡大する可能性も否定できない。

2024年11月21日付

●訪日客最速3000万人超、1~10月で達成 (読売・11面)

●トヨタ系元社員を起訴(読売・27面)

●不快な車酔いに香りの力、スズキ・エステー芳香剤を共同開発 (朝日・6面)

●旧MB不正最大8万件、存続会社推計、補償総額は数十億円(朝日・7面)

●「103万円」引き上げ、自公国、ガソリン減税検討(毎日・1面)

●調布に「自動運転」拠点、出資先米企業の車両で実証実験、NTT、30年代実用化目標 (毎日・17面)

●上場企業、4年連続最高益、4~9月金融や海運、車不振補う(日経・1面)

●ガソリン店頭、2週連続上昇 (日経・22面)

《福田俊之》

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