上質な走りとウェットでの安定性を両立する特別なタイヤ『YOKOHAMA ADVAN dB V553』で駆け抜ける

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YOKOHAMA ADVAN dB V553 × TOYOTA CROWN CROSSOVER
YOKOHAMA ADVAN dB V553 × TOYOTA CROWN CROSSOVER全 22 枚

地球温暖化の影響なのか、昨今の気象状況は先が読めない。海外から飛び込んでくるハリケーンや洪水、山火事の映像は衝撃的で、地球レベルで何かが起きているのではと想像してしまう。

日本でもそう。ニュースではゲリラ豪雨の置き土産として水没車が道に取り残されている姿が映し出される。客観的にはとっとと逃げればいいのにと思うが、きっと一瞬の出来事なのだろう。けっして対岸の火ではないようだ。

気候変動が激しい今だからこそ求められるタイヤ性能

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タイヤと気象は切っても切れない関係にある。そりゃそうだ。一般的にタイヤの種類のことを“夏タイヤ”とか”冬タイヤ“なんて呼んだり、雪道や雨の日の性能をタイヤメーカーは強くアピールする。つまり、気象条件によってタイヤに求められるものは異なるのだ。

とはいえ、これには難点がある。タイヤは服を着替えるように履き替えられないからだ。もし、午後から雨が降るから傘やレインウェアを持って出かけるように、タイヤをウェット性能重視タイヤに履き替えられたらそれはそれで安心だろう。まぁ、四次元ポケットでもない限り無理な話ではあるが。

がしかし、現実にはそれと同じようなことがすでにできている。ドライ走行をメインにしていても、路面が濡れたらウェット性能という別のパフォーマンスを発揮するタイヤはある。

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今回テストドライブしたADVAN dB V553はまさにそんなタイヤで、非常に高いウェット性能を確保している。実はタイヤを装着して箱根に向かった当日、都内は完全なドライ路面だったが、高速道路を降りる頃にはウェットになっていたのだ。おかげでシーンごとのテイストを体感することができた。とはいえ、テストドライブには幸運だが、行楽の箱根旅であれば最悪だろう。

静粛性に加えてロングライフを実現、タイヤに求められる性能をハイレベルで実現する

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それはともかく、ADVAN dB V553をテストするのはこれで2回目で、1年位前クローズドのコースで試したことがある。ただその時のメインはBEVやプラグインハイブリッドモデルのEV走行に対応したもの。つまり、dB(デシベル)の名の下に静粛性がアピールされた。なんたってEV走行モードはエンジン音も排気音もしないのだから厄介。エンジン音がなくなれば風切り音やロードノイズが際立って耳に入ってくる。ひとつ音を消せば他の音が強調されるのが世の常だ。

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そこでヨコハマタイヤは彼ら独自の基準を設け、「E+(イープラス)」を開発してサイドウォールに表示した。このマークはEV用に低電費と静粛性を担保したものだ。また、この時は耐摩耗についても体感させてもらった。五分山に削ったV553はほとんどパフォーマンスを低下させることなく走ったのには驚いた。この辺はユーザーにとってリアルに嬉しいところだろう。タイヤ交換は「そろそろかな」と思い始めると、普段の走りが不安になってくるものである、なんて感じのファーストインプレッションだったが、実はこの時乗り心地に関してかなりいいかもと思っていた。というのも、クローズドのコースの中で2箇所路面からの強い入力のある場所があった。それは排水溝の蓋。で、そこをV552とV553の比較試乗で走ると、明らかに2つのタイヤでは違いがあった。V553の方が入力に対するドライバーへの伝達は微小にとどまっている。イメージ的にはトレッド面のコンパウンドで完結するといった感じだ。まさに進化の度合いが窺える。

そんな印象があったので、今回のような公道でのロングドライブを楽しみにしていた。V553には一朝一夕には引き出せないパフォーマンスが眠っているような気がする。

ドライからウェット、市街地から高速、ワインディングまでを気持ちよく乗りこなす実力

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ということで、今回のテストドライブに話を進めるが、車両はクラウンクロスオーバーであった。タイヤサイズは前後225/55R19。E+マーク付きだ。コースは都内から箱根の往復。前述したように、都内はドライ、箱根はウェットというコンディションであった。

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まずドライでの印象だが、転がり抵抗が低いのかスーッと走り出し、そのまま安定した状態を作り出す。首都高速に氾濫する路面の繋ぎ目もカタンという最小限の衝撃で収めてしまう。トレッド面だけである程度の入力をいなしてしまう感覚だ。あたりは柔らかく、その先にしっかりしたものがあるといった感じ。なので、どんなクルマに履かせてもそれ以前よりは乗り心地は良くなるだろう。

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ではウェットではどうかというと、実はここが一番驚いた。雨の箱根のワインディングで雨水をものともせず走り続ける。コーナリングもしっかりグリップし、ドライバーを不安にすることはない。連続する高速コーナーの下りでもそれは同じ。あまりの安定感についつい調子になりそうになるので、逆に注意が必要だ。また、走りながら感じたのは水飛沫の多さ。普段使っているタイヤより明らかにタイヤがかき上げる雨の量が違う。きっとこの排水性がウェット性能のキモなのだろう。これが濡れた路面でのグリップ性能を高めているに違いない。

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なんて感じで、撮影をしながらワインディングを半日走ったのだが、これでこのタイヤの性能を全て理解したわけではなかった。帰り道の車内、助手席の担当者とほとんど同じタイミングで、「このタイヤ静かですね」と意見が被る。なるほど、これがdB(デシベル)がデシベルたる所以か。このタイヤ、掘れば掘るほどあらゆる性能が湧き出てくる魅力的な性能の持ち主だ。

ドライ&ウェットを高次元で両立する『ADVAN dB V553』の詳細はこちら

《九島辰也》

九島辰也

九島辰也|モータージャーナリスト 外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。東京・自由が丘出身。

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