ハンコック、新世代高性能タイヤ「Ventus evo」発表…開発にAI活用

ハンコック Ventus evo
ハンコック Ventus evo全 2 枚

韓国のハンコックは、新世代の高性能タイヤ「Ventus evo」を発表した。

このタイヤは、ウェットグリップと低転がり抵抗、高いマイレージを兼ね備えた製品で、業界に新たな基準をもたらすという。

Ventus evoの開発には人工知能(AI)が活用され、スポーティな性能と妥協のない安全性を高次元で両立させることを目指した。ハンコックのエンジニアは、複雑な配合プロセスにおいて、ウェットグリップに不可欠なシリカ含有量を完璧に分散させることに成功。その結果、夏の豪雨時でも優れた走行性能を発揮する。

広い排水溝と最適化されたタイヤ接地面積により、水はけが良く、ハイドロプレーニング(水上滑走)のリスクを低減した。さらに、剛性の高いサイドウォールとトレッドブロックにより、コーナリング時の安定性が向上し、ドライ路面での制動距離も前モデルと比べて6%短縮された。

ハンコック Ventus evoハンコック Ventus evo

高いグリップ性能にもかかわらず、革新的な材料配合により低転がり抵抗を実現した。これにより燃費の向上にも貢献している。また、高いブロック剛性と相まって、前モデルと比較して32%のマイレージ向上を達成。経済性の観点からも優れた選択肢となっている。

Ventus evoは、SUV向けのVentus evo SUVとともに、すでに高級車メーカーの純正装着タイヤとして採用されている。今年の夏シーズンから58サイズで販売が開始され、2025年末までには17~23インチ、幅205~325mm、扁平率65~30%、速度記号Vから(Y)までの計94サイズが展開される予定だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. ジェイソン・ステイサムが『トランスポーター』つながりで魅力をアピール!? VWが新型カーゴバンをメキシコで発表
  3. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  4. 「ゴツい見た目に、爽やかなブルーは反則」新型トヨタ『セコイア』発表で高まる日本導入への期待
  5. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る