日本導入の可能性は? トヨタ最小SUVの『アイゴX』、マイチェンで“かわいい”を卒業へ

トヨタ アイゴX 改良新型のプロトタイプ
トヨタ アイゴX 改良新型のプロトタイプ全 19 枚

トヨタの最小クロスオーバーSUV、『アイゴX』改良新型のプロトタイプをスクープ班のカメラが初めて捉えた。これが初の大幅改良となる。長年噂されている、日本導入の現実味もちらつく。

アイゴXは、2005年に『アイゴ』として誕生した欧州Aセグメントのコンパクトハッチバックが前身だ。全長3700mm、全幅1740mm、全高1510mm、ホイールベース2430mmという寸法は、手軽な移動手段に最適と評価された。全幅を除いて日本市場の『ライズ』より小さい。2021年に公開された第3世代となる現行型で『アイゴX』と改名、大径タイヤを装着、ボディをリフトアップしたクロスオーバーSUVに生まれ変わった。

捉えたプロトタイプは、モデルライフ途中の改良にしては厳重なカモフラージュがほどこされている。ボンネットパネルが新しくなり、その縁が完全に新しい線を描き、ヘッドライトと接続していないことはすぐにわかる。

ヘッドライトはより低く設置され、従来よりスリムになっているなど、現行モデルの「かわいい」外観を一新し、より「アグレッシブ」なフロントエンドデザインが期待できる。中央部分はほぼそのままで、グリルの台形形状は微調整される。グリルは引き続きフロントバンパーの大部分を占め、バンパー自体に新しい線が入っているようだ。

トヨタ アイゴX 改良新型のプロトタイプトヨタ アイゴX 改良新型のプロトタイプ

ドアとキャビン形状はほとんど変更されていない。現行モデルですでにオプションとして利用可能なキャンバスルーフも装備されている。

リアセクションでは、垂直に配置されたテールライトの形状は変更されていないように見えるものの、LEDグラフィックスの変更など、モデル中期に典型的なリフレッシュが予想できる。また従来型の特徴的な、リアウインドウから伸びるガラス製テールゲートをそのまま採用しているようだ。

内装のアップデートにも取り組んでいるようだ。プロトタイプのダッシュボードは完全に覆われており、フェイスリフトでの新しいデジタルコックピット導入を示唆している。

プラットフォームは『ヤリス』や『ヤリスクロス』と「TNGA-B」を共有。最高出力72ps、最大トルク93Nmを発揮する1.0リットル直列3気筒エンジンはキャリーオーバーされるが、燃料消費量を削減するためにマニュアルおよびオートマチック・トランスミッションを最適化するだろう。マニュアルのほうは廃止が検討されているかもしれない。ハイブリッドの導入については、コストパフォーマンスを重視するモデルだけに、可能性は低い。なくはない、ていどか。

アイゴX改良新型のワールドプレミアは、最速で2025年後半、遅くとも2026年前半にはデビューするだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「戻せばOK」は通用しない! 現代チューニングの合法ルールとは~カスタムHOW TO~
  2. 日産がエルグランドなど新型4車種投入へ…NISSAN START AGAIN
  3. 「通勤とか買い物にちょうどよさそう」オシャレ系特定小型原付『ウォンキー』にSNSでは反響
  4. ショッピングセンターに320台の名車・旧車が大集結…第5回昭和平成オールドカー展示会
  5. 「日産よ、マジで頼むぞ!」新型『エルグランド』予告が話題!「王座奪還」に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  2. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
  3. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  4. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る