三菱ケミカルの植物由来プラ、ホンダ『X-ADV』に初採用

三菱ケミカルの植物由来プラを採用するホンダ X-ADV
三菱ケミカルの植物由来プラを採用するホンダ X-ADV全 4 枚

三菱ケミカルグループは、植物由来バイオエンジニアリングプラスチック「DURABIO(デュラビオ)」が、ホンダの二輪車『X-ADV』に採用されたと発表した。

三菱ケミカルの植物由来プラを採用するホンダ『X-ADV』

X-ADVの着色外装と透明フロントスクリーンに使用され、日本国内で発売されている。

DURABIOは、耐衝撃性などの特性に加え、着色剤を配合するだけで高度な意匠性を実現できる。これにより、従来必要だった塗装工程を省くことができる。二輪車の塗装レス外装での採用は今回が初めてとなる。

DURABIOはこれまでも、ホンダ二輪車の透明フロントスクリーンで採用実績があった。今回のX-ADVに加え、欧州で発表されている『FORZA 750』や『NC750X』でも外装と透明フロントスクリーンに採用されている。

この素材は再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を用いて作られる。石油消費量の削減や温室効果ガスの低減に貢献できる環境配慮型の素材だ。耐衝撃性や耐傷付き性、発色性に優れ、自動車をはじめとしたモビリティの内外装部品、光学・電子デバイス部材、日用雑貨など幅広い分野での展開が進められている。

三菱ケミカルグループは、DURABIOの展開を通じて高付加価値な製品を提供するとともに、持続可能な社会の実現に貢献していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  5. 「動画を観る」もっとも良い方法とは? トヨタ車純正ディスプレイオーディオ搭載車の場合は?[車内エンタメ最新事情]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る