日本初、遠隔操作による自動運転の実証実験を開始…名古屋大学などが開発

日本初の遠隔操作による自動運転の実証実験
日本初の遠隔操作による自動運転の実証実験全 3 枚

ソリトンシステムズと名古屋大学、同大学発ベンチャーのエクセイドは12月17日、遠隔の監視・操作者がボタン操作等の簡易な操作によって自動運転車両を補完・支援できる新しい遠隔型自動運転システムを共同開発したと発表した。

この技術により、生活道路での路上駐車車両の迂回など、自動運転システムだけでは対応が難しい走行ケースでも、運行の継続が容易になる。日本初となる遠隔アシストを用いた実証実験は、12月17日から愛知県春日井市高蔵寺ニュータウンの公道で開始された。

実験では、自動運転システム「ADENU」を搭載した電動カート車の自動走行を、豊田市内に設置した遠隔センターから監視・操作者が支援する。これは「知の拠点あいち重点研究プロジェクトD9」の一環として実施されるものだ。

現在、全国各地で無人運転を目指した自動運転の実証実験が行われているが、緊急時や自動運転システムでの対応が困難な走行局面に備えて、ドライバーが運転席に乗車することが必要とされている(自動運転レベル2)。


《森脇稔》

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