メルセデスベンツ『Sクラス』リコール…触媒が過熱し、火災に至るおそれ

「メルセデス・マイバッハ S580 4MATIC」
「メルセデス・マイバッハ S580 4MATIC」全 2 枚

メルセデス・ベンツ日本は12月11日、メルセデスベンツ『S580 4MATIC』とメルセデスベンツ・マイバッハ『S580 4MATIC』のエンジンコントロールユニットについて、エンジンが停止し火災に至るおそれがあるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。

対象となるのは2021年8月23日~2024年4月5日に輸入された2車種・3形式の計2437台。

エンジンコントロールユニットにおいて、制御プログラムが不適切ため、可変バルブ機構(カムトロニック)に故障が発生し、気筒休止が作動した場合に、設計意図に反して空燃比補正制御を停止させない。そのため、燃料噴射量が増加することで触媒が過熱し、周囲の部品を溶損させることでエンジンが停止し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善処置として、全車両、エンジンコントロールユニットの制御プログラムを対策されたプログラムに書き換える。 また、触媒近傍の部品の損傷状態を確認し、必要に応じて新品に交換する。

不具合の発生件数は0件、事故は起きていない。

《小國陽大》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る