「ネーミング通りの雰囲気」トヨタの新型電動SUV『アーバンクルーザー』発表に、日本のファンも注目

トヨタ・アーバンクルーザー
トヨタ・アーバンクルーザー全 12 枚

トヨタ自動車は、新型電動SUV『アーバンクルーザー』を欧州で発表した。コンパクトな電動SUV市場に力強いデザイン、広々とした室内空間、そして豊富な先進技術を提供するという「アーバンクルーザー」の登場にSNSでは大きな反響が見られた。

トヨタの新型電動SUV『アーバンクルーザー』

アーバンクルーザーは「アーバンテック」をテーマに開発され、洗練された成熟したスタイリングが特徴だ。フロントエンドには現代的なトヨタデザインの特徴の「ハンマーヘッド」が採用されている。全長4285mm、全幅1800mm、全高1640mm、ホイールベース2700mmと、トヨタのフルハイブリッドコンパクトSUV『ヤリスクロス』よりもわずかに大きい。

パワートレインには2種類のバッテリーパックが用意され、前輪駆動または四輪駆動を選択できる。両方ともリン酸鉄リチウム技術を採用し、耐久性、安全性、コスト削減を実現している。前輪駆動モデルには49kWhと61kWhのバッテリーが、四輪駆動モデルには61kWhバッテリーが搭載される。最大出力は四輪駆動モデルで135kW(184hp)となる。

アーバンクルーザーは、バッテリー電気自動車専用の新プラットフォームを採用。強固で軽量な構造により、広々とした室内空間を確保しつつ、高電圧部品を内蔵して保護している。室内空間は、比較的長いホイールベース(ヤリスクロスより140mm長い)により、広々として多目的に使える設計となっている。後部座席はスライド式で、前後の乗員間距離を簡単に調整でき、Dセグメントの大型SUVに匹敵する空間を確保できる。

インテリアでは、10.25インチのデジタルメーターと10.1インチのマルチメディアディスプレイが一体化されたインストルメントパネルを採用。最新の交通情報を考慮したナビゲーションシステムやスマートフォン連携機能など、直感的に操作できる先進技術を搭載している。さらに、電気自動車の日常的な管理をサポートする技術も提供される。トヨタ製のホーム充電器「Toyota HomeCharge」や、スマートフォンアプリ「MyToyota」を通じて、バッテリー残量の確認や充電ステーションの検索、充電スケジュールの管理などが可能だ。

アーバンクルーザーの発表を受けSNSでは、多くのコメントが寄せられている。

「ネーミング通り都会的な雰囲気」「ランクルと対になる名前か!!ってことはアバクル?」など、「アーバンクルーザー」という特徴的な車名に、興味を持ったという声が多く見られた。

「めちゃくちゃ欲しいんやけど」「もし値段が手頃だったら、乗りたいなぁ」や「日本市場でも400~500万円くらいなら売れそう」など、国内市場への導入に興味を持つSNSユーザーも見られた。

今後、車両価格や各市場における具体的な販売情報が発表されるだろう。トヨタの新型コンパクト電動SUVの動きに注目したい。

《小國陽大》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る