米運輸省、後席のシートベルト警告システム義務化へ…2027年9月から

米運輸省、後席のシートベルト警告システム義務化へ(写真はイメージ)
米運輸省、後席のシートベルト警告システム義務化へ(写真はイメージ)全 1 枚

米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、2027年9月から後部座席のシートベルト警告システムの設置を義務付けると発表した。シートベルトの着用率向上と交通事故による死傷者の削減を図るのが狙い。運転席と助手席の警告システムも強化される。

NHTSAの試算によると、この新規則が完全に実施されれば、年間約50人の命が救われ、500件以上の負傷事故が防止できるという。規則の適用対象は、乗用車やトラック、バス(スクールバスを除く)、総重量1万ポンド(約4.5t)以下の多目的乗用車となる。

新規則では、自動車メーカーに対し2026年9月1日以降の新車から強化された前席用シートベルト警告システムの搭載を義務付ける。後部座席用の警告システムについては、2027年9月1日以降の新車から義務化される。ただし、メーカーは期限前でも自主的に規則に準拠することができる。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. クラシックな雰囲気が人気! ダムドの『ハイゼット/アトレー』向けカスタムボディキットに新作アイテム3点が登場
  5. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る