[失敗しない初めてのスピーカー交換]製品選びをする際には、ツイーターの「取り付け性の高さ」にも要注目!

「取り付け性」の高いツイーターが使われているスピーカーの一例(カロッツェリア・TS-F1740Sll)。
「取り付け性」の高いツイーターが使われているスピーカーの一例(カロッツェリア・TS-F1740Sll)。全 3 枚

音楽好きなドライバーなら、愛車のスピーカーを換えてみたいと思ったことが1度や2度はあるはずだ。当連載では、その思いを実行に移そうとするときのガイドとなる情報を全方位的に発信している。今回も、製品選択時のポイントについて解説していく。

◆ツイーターの取り付け性が高いか否かを見極めるポイントは2つ!

さて、前回の記事でも書いたとおり、「スピーカー交換」をしようと思ったときには「取り付け性の高さ」の見極めも必要となる。取り付け性が高ければ工賃の抑制が可能となり、総費用を少なくできる。

で、前回は「ミッドウーファー」の取り付け性の高さの見極め方を解説したが、「ツイーター」に関しても製品によって取り付け性が変化する。

結論から入ろう。ツイーターについては見極めるべきポイントは2つある。「純正位置に収まるか」、「ダッシュボードの上にポンと置けるか」、これらだ。

それぞれがどういうことなのかを説明していこう。まずは「純正位置に収まるか」について。ツイーターの取り付け方はさまざまあるが、純正位置に収まるのであればインテリアの見た目を変えずにすみ、さらには費用の抑制も可能となる。

「取り付け性」の高いツイーターが使われているスピーカーの一例(カロッツェリア・TS-C1746S)。「取り付け性」の高いツイーターが使われているスピーカーの一例(カロッツェリア・TS-C1746S)。

◆チェックすべきは大きさと、純正ブラケットが使えるか否か!

しかしながら、純正位置には収められないモデルは多い。純正品と比べて大きい場合が多いからだ。そして大きさ的にはなんとか収まる場合でも純正のブラケットが使えない場合もあり、そうであるとブラケットをワンオフすることとなるので、その分のコストがかさんでしまう。なので純正位置に収めたいと思う場合には、その可否を「カーオーディオ・プロショップ」にて確認しよう。

続いて、「ダッシュボードの上にポンと置けるか」について説明していく。実をいうとダッシュボードの上は、ツイーターの取り付け位置として有力な候補と成り得る。取り付け費用を抑制でき、さらには音的にも利点を発揮するからだ。

例えばダッシュボードの中に埋め込む場合と比べると、ツイーターから放たれる情報をより多く受け取れる。なぜなら高音は真っ直ぐに進もうとする性質が高いので、「ダッシュボードの上にポンと置く」と振動板と正対できる。なので受け取れる情報のロスが減るのだ。

「取り付け性」の高いツイーターが使われているスピーカーの一例(カロッツェリア・TS-V174Sl)。「取り付け性」の高いツイーターが使われているスピーカーの一例(カロッツェリア・TS-V174Sl)。

◆「マウント」にもタイプ違いがあるので、形状を要チェック!

ただし、ダッシュボードの上にツイーターを置けるモデルと置きにくいモデルとがある。その分かれ目となるのは、「マウントが付属しているか否か」だ。取り付け性の高さをウリとするモデルは大抵マウントを付属しているが、音質性能にこだわったミドルグレード以上のモデルでは「カスタムインストール」が前提とされる場合が増え、そうであるとマウントは敢えて付属されなくなる。

なおマウントにはタイプ違いがいくつかあるので、付属されている場合はそのマウントがダッシュボードの上に置くためのものか否かを確認しよう。そしてさらにはそのマウントが、向きを変えられるようになっていると使い勝手が一層高まる。

というのも車種によってはダッシュボードが水平ではない場合があり、そうであると向きを変えられないマウントを使うと、ツイーターがあらぬ方向を向いてしまいかねない。

今回は以上だ。次回以降も「初めてのスピーカー交換」を実行する際のポイントの解説を続行する。お楽しみに。

《太田祥三》

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