出光興産、豪州バナジウム事業への出資拡大…クリティカルミネラル事業に本格参入

豪州での契約締結セレモニーの様子
豪州での契約締結セレモニーの様子全 3 枚

出光興産は、豪州クイーンズランド州でバナジウム事業を展開するVecco社への出資を拡大し、過半数を取得することを発表した。これにより同社への出資総額は7500万豪ドルとなる。

出光興産は2022年からVecco社への出資を開始。今回の追加出資により、クリティカルミネラル事業への本格参入を図る。Vecco社は豪州クイーンズランド州でバナジウム鉱山開発とバナジウム・フロー電池(VFB)用電解液プラントの事業を推進している。

VFBは、再生可能エネルギーの導入拡大に不可欠な大規模蓄電システムとして注目されている。IEAの報告によると、世界の電力需要は2035年までに過去10年の6倍のペースで増加すると予測されており、再生可能エネルギーによる発電が約半分を担うとされている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 【ダイハツ タフト 新型試乗】ほどよい個性とさりげない行動範囲の広さがいい…島崎七生人
  2. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
  3. 「ピンチな時に覚醒する日産」新型ティアナの大進化に、SNSでは「セダン復活」熱が再燃
  4. 大人の秘密基地のキャンピングカー提案、「TRIP BLACK EDITION」出展へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. 日産『ルークス』新型、1か月で受注1万1000台突破…約8割が「ハイウェイスター」選択
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る