自動車部品大手のフタバ産業は、インドにおける自動車生産の拡大に対応するため、ハリヤナ州カルコダに新工場を建設することを決定したと発表した。新工場は、同社のグループ会社であるFMI Automotive Components Private Limited(FMI)の分工場として設立される。
新工場の主な目的は、主要顧客である日系メーカーの生産能力拡大に伴い、排気管やエキゾーストマニホールドなどの部品の現地供給体制を強化することにある。生産開始は2027年3月を予定しており、インド市場における自動車産業の成長を見据えた戦略的な投資となる。
投資額は約25億ルピー(約45億円)で、延べ床面積は約1万平方mの規模となる。従業員数は約300名を予定しており、地域の雇用創出にも貢献する見込みだ。工事着工は2025年4月を予定している。