マルチスズキ、電動モビリティの新戦略「e For Me」発表…インドEV市場に本格参入へ

マルチスズキの電動モビリティの新戦略「e For Me」
マルチスズキの電動モビリティの新戦略「e For Me」全 1 枚

スズキのインド子会社のマルチスズキは、電動モビリティの新戦略「e For Me」を発表した。

この戦略的ビジョンは、最先端の電気自動車、革新的な技術、そして堅固な充電インフラを統合した総合的なエコシステムを具現化するものだ。

「e For Me」構想の中核には顧客中心主義があり、二つの戦略によって実現される。

1つ目は電動製品戦略だ。マルチスズキの電動化への道のりは、同社初のEV専用SUV『e VITARA』から始まる。e VITARAは新たな章の幕開けを象徴し、インドの顧客のために特別に設計された電気自動車の開発に対する同社のコミットメントを示している。

2つ目は電動エコシステム戦略。同社は電気自動車の普及を促進し、EVオーナーシップの経験をスムーズにするための広範なエコシステムの構築に積極的に取り組んでいる。

さらに、インドの国際自動車産業における地位の向上を示す動きとして、マルチスズキは2025年に開催される「バーラト・モビリティ・グローバル・オートショー2025」において、インド製で世界向け」のEV専用SUVのe VITARAのインド仕様車を世界初公開する予定だ。

展示では、e VITARAを中心に、ライフスタイルコンセプト車の幅広いラインナップが披露される。『ジムニー』などの人気モデルも展示され、同社の現代的なモビリティソリューションを提供する総合的なアプローチを示す。

インド自動車市場の電動化が加速する中、マルチスズキの「e For Me」構想は、同社が電気自動車市場でのリーダーシップを確立しようとする野心的な取り組みといえる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. メルセデスベンツ、EVで双方向充電を2026年から開始…新型『GLC』が第1弾
  5. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る