「1台すべてに手を入れた」スバルのスーパセダン『S210』、STI開発者が語る性能のキモとは…東京オートサロン2025

スバル S210プロトタイプ (東京オートサロン2025)
スバル S210プロトタイプ (東京オートサロン2025)全 18 枚

SUBARU(スバル)のモータースポーツ統括会社のスバルテクニカインターナショナル(STI)は1月10日、千葉市の幕張メッセで開幕した「東京オートサロン2025」で『WRX S4 STI Sport R EX』をベースとしたコンプリートカー『S210』のプロトタイプを初公開した。

詳細画像:『S210』のプロトタイプ

STIの開発副本部長を務める高津益夫氏は同日に行われたプレスカンファレンスで「S210プロトタイプはエンジン、トランスミッション、足回り、車体をトータルでチューニングして、専用の内外装を施したSTIコンプリートカーの最高峰であるSシリーズにふさわしい仕上がりとなっている」と紹介。

STI 高津益夫 開発副本部長STI 高津益夫 開発副本部長

さらに「S210プロトタイプにはSTIがチャレンジするニュルブルクリンク24時間レースで培った技術や知見が投入されている。世界有数の過酷なコースで戦うレースカー直系のモデルとして持てるパワーを意のままに操れる操縦性を実現している。誰がどんなところで運転しても安心して快適にハイパフォーマンスな走りを楽しめるコンプリートカーに仕上がっている」とも。

このうちエンジンに関しては「出力は量産の275馬力から300馬力にアップしている。しかし私たちがもっともこだわったのはドライバーのアクセル操作にリニアに応答するトルクレスポンス。今回、スバルパフォーマンストランスミッションをエンジンのトルクレスポンスに合わせて制御を変更しているので、抜群のアクセルによる駆動力のコントロール性が実現できていると思っている」とした。

スバル S210プロトタイプ (東京オートサロン2025)スバル S210プロトタイプ (東京オートサロン2025)

また専用装備としては「エンジンの出力アップに合わせて強化したタイヤ、ホイール、ブレーキ。そして今回電子制御サスペンションもこのクルマに合わせて専用チューニングを施している。室内はカーボンバックレストを採用した新開発のフロントシートを採用している」という。その上で「手を入れた範囲はクルマ1台すべてをいじったような感じになっている」とも高津氏は話していた。

このほかSTIブースではニュルブルクリンク24時間レース2025参戦車両『WRX NBR CHALLENGE2025』も出展している。STIの賚寛海(たもう・ひろみ)社長は「徹底的に耐久・信頼性を上げるという努力を継続してやっている。2つめは操縦安定性をしっかり担保する上での荷重移動をしっかり持ちながら4輪均等接地思想を貫くような工夫を今まで以上に更に入れている。そういうことを行うことで、しっかり2連覇していきたいというのと、最速ラップの146ラップをしっかりやりたい。そしてラップタイムも8分48秒をしっかり実現していきたい」と意気込みを語っていた。

スバル S210プロトタイプ (東京オートサロン2025)スバル S210プロトタイプ (東京オートサロン2025)

《小松哲也》

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