運試し工具ガチャが大人気! KTCの高級ハンドツール『ネプロス』30年の軌跡と未来…東京オートサロン2025

KTC…東京オートサロン2025
KTC…東京オートサロン2025全 15 枚

工具メーカーのビッグネームであるKTC(京都機械工具)は、同社の高級ハンドツール・ブランドである「nepros」(ネプロス)の30周年に合わせて記念展示を実施。また同社がパートナーとなるFDJマシンも登場した。

◆高品質工具の代名詞“ネプロス”が30周年を迎える

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DIYで愛車をメンテナンスルするユーザーにとって無くてはならないのが高品質で使いやすいハンドツール。数ある工具の中でもKTCブランドのアイテム群は、品質や使い勝手の良さ、ラインアップの広さなどもあり多くのユーザーから親しまれている。今回の東京オートサロン2025のブース出展では、大きなテーマになったのがネプロス誕生30周年にあたる今年、あらためてネプロスブランドを見直すことだった。

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その象徴的な展示として、ネプロスの歴代ハンドルーツをズラリと並べてその歴史を紹介したボード展示だ。ネプロスは1995年にブランドとして登場、nepros=ニュー・プロフェッショナル・サティスファクションの略であることから、強さや使いやすさ、美しさを高めてプロが用いても不足のない高級ハンドツールを目指してスタートしたKTCの中でも高級ブランド。ボードには実際にネプロスのスタート当時の工具から最新の工具までを展示(いずれも実物)、その質感までもリアルに感じられる展示となった。

◆設計の進化と共にギアは32から90へ、精度の追求を行ってきた歴史

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ラチェットハンドルに注目してみると、1995年の登場時には32ギアだったものが、2012年には現在につながる90ギアになり、狭い場所での作業にも適した性能を備えた。さらに2020年にはヘッドが小型化して、より使いやすくなったのも現場からの要求を受けた進化といえる。そんな進化が手に取るように分かる展示となったのも興味深い。

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一方でネプロスは美しいミラーツールである点が特徴でもある、多くのユーザーがネプロス=美しいハンドツールと認識していると思うのだが、同社では機能を高めていくことでフォルムが美しくなる=機能美こそがネプロスの魅力だと考えているという。

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そんなネプロスが30周年を迎え、変化の時期を迎えている。まずは“nepros”のロゴを新たにして、新時代のネプロスをアピール。さらに開発では、より環境に配慮した設計を行うことを宣言している。具体的にはツールのハンドル部分に滑り止めとして使っているゴム素材などを別の処理に転換する方法など、各方面での環境配慮の設計が模索されている。

展示ボードにはBYOND THE BEST(最善の先にある進化) neprosの文字が掲げられ、ネプロスブランドが常に進化の道を歩み続けていく決意を表明している文言とした。新しい時代のネプロスは安全、環境、快適と言ったキーワードで次世代のハンドルツールの開発を加速させていく。30周年にあたる今年は記念モデルのリリースも期待される。

◆モータスポーツの世界でも愛用されているネプロスの信頼性

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クオリティの高いハンドツールの世界を見せてくれるKTCのブース、その正面に展示されていた車両は昨年のFDJ(フォーミュラー・ドリフト・ジャパン)でランキング2位を獲得した、Kazama Auto レクサス『IS500 F SPORT』(ドライバー:ケン・グシ選手)。KTCとのパートナーシップを結び、工具のサポートを行っている縁からブースへの展示となった。

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クルマ好きにもドリフトファンにも注目の車両となったIS500、本物のドリフトマシンが間近で見られるとあって多くの来場者が集まり、モータースポーツの現場で活躍するKTCをリアルに感じさせてくれる展示となっていた。

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KTCブースでは物販にも力を入れる。各種のハンドツールはもちろん、ウエアや小物類などのグッズ販売も数多い。その売り場の中でひときわ来場者の注目を集めたのが工具ガチャだ。合計4種類の工具ガチャ(ウルトラスーパーデラックス/ウルトラ/デラックス)グッズガチャを用意し、価格以上のKTCの工具がゲットできるチャンスとあって、今年初めの運試しに挑戦する来場者も多かった。

高品質なハンドツールを生み出し続けるKTC、高級ブランドであるネプロスの30周年にあたる今年は、新しい進化の年にもなりそうだ。機能面、デザイン面、環境面など、まだまだ進化の余地を残していると同社が言うハンドツールの進化をしっかり見届けたい。

《土田康弘》

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