自動運転向けAI学習データ、Datatangが出展へ…オートモーティブワールド2025

Datatangの自動運転向けAI学習データのイメージ
Datatangの自動運転向けAI学習データのイメージ全 1 枚

AI学習用データプロバイダーのDatatagは、1月22日から24日まで東京ビッグサイトで開催される「オートモーティブワールド2025」の「第8回 自動運転EXPO」に出展する。

同社は音声、画像、テキスト、点群データ及びアノテーションサービスを提供しており、既製データセットとして800TBの画像、100万時間の音声コーパスを保有している。

今回の展示では、「自動運転・スマートモビリティ向けデータソリューション」をテーマに、同社が長年積み上げてきた自社版権保有の車室内視覚認識データ・音声インタラクティブデータや自動運転向け3Dアノテーションプラットフォームを紹介する。

出展商品の中で特に注目されるのは、車室内音声・画像データセットだ。ドライバー運転行為データ、多人種乗客行為データ、車室内7種表情識別データ、車室内ジェスチャー識別データ、車室内騒音データなど幅広くカバーしている。これらのデータセットは全て自社で実際に収集しており、著作権を保有して販売している。精度の高さ、カスタマイズ可能、即納品などの特徴から、各AI・自動車関連会社から愛用されているという。

また、自動運転向けアノテーションプラットフォームも展示される。路面における人体、車両、交通標識、障害物など各種物体に検出Box、標識線、セマンティックセグメンテーションといったアノテーションを行う。独自のアルゴリズムエンジンで自動アノテーションを行い、人手による品質検査、修正、アノテーション作業効率を30%以上高められるとしている。

Datatangは、上場企業からスタートアップまで、国内外の自動車メーカー200社以上への支援実績を持つ。プリセールスサポートチーム、試作チーム、専属アノテーションチームなどを備え、プロジェクトをスムーズにスタートアップする体制を整えている。また、作業前の複数回のトレーニング、作業中の自主検査、作業後の初期検査、最終検査などのマルチチェックを行い、リアルタイムモニタリングによって、高品質なデータ納品を徹底しているという。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『プレリュード』新型、ホームページで先行公開…発売は9月
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  5. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る