アキュラ『RSX』、電動SUVクーペとして復活へ…プロトタイプが公道テスト開始

アキュラRSX新型のプロトタイプ
アキュラRSX新型のプロトタイプ全 4 枚

ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラは、次世代EVに『RSX』の名称を復活させると発表した。新型RSXは、アキュラ『パフォーマンスEVコンセプト』をベースに開発され、ホンダが新たに開発したEV専用プラットフォームを採用する初のモデルとなる。

注目すべき点は、2025年のCESでホンダが発表した独自OS「ASIMO OS」を搭載することだ。さらに、この電動SUVは2025年後半に稼働予定のオハイオ州のホンダEVハブで製造される初のEVとなる。

アキュラは今週から、実際の道路環境下で新型RSXのプロトタイプテストを開始する。テスト車両には、アキュラのグローバルデザインチームが手がけた特別なカモフラージュラッピングが施される。このデザインは、クーペライクなシルエットを強調し、光が透けて見えるような洗練されたパターンで、落ち着きや強さ、内なる力を表現している。

アキュラの販売担当副社長のマイク・ランゲル氏は、「RSXの名称は、クーペライクなシルエットでかつてのRSXに敬意を表している。同時に楽しい走りのパフォーマンスに対する未来志向のアプローチを表している」とコメントした。

ランゲル氏はさらに、「この2台目の電動SUVは、アキュラのEV技術力を確固たるものにする。同時に、新型『ADX』、『RDX』、『MDX』、『TLX』といった内燃機関車も、引き続きアキュラブランドに新規顧客を呼び込むだろう」と述べた。

新型RSXの登場により、アキュラはEV市場での競争力を高めつつ、従来の内燃機関車でも顧客を引き付ける戦略を展開していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る