ブリヂストンは、新型オールシーズンタイヤ『M899』を3月に発売する。この新製品は、舗装路・高速走行向けのトラック・バス用タイヤとして開発された。
「M899」の最大の特徴は、ブリヂストンが「循環ビジネス時代の新たなプレミアム」と位置付ける商品設計基盤技術「ENLITEN」を初めて搭載したことだ。これにより、新品時の性能だけでなく、リトレッドを含めたタイヤのライフサイクル全体での性能向上を実現している。
さらに、モノづくり基盤技術「BCMA」との融合により、車型に応じて基本性能を高次元にバランスさせている。具体的には、耐偏摩耗性やウェット性能を車型ごとに最適化し、顧客の経済性と安全性を高い次元で両立させている。

「M899」は、タイヤの骨格であるケースの熱劣化を抑制する「ロー・サーマルケース」や、カーボンブラックの分散を均一化した「タフロングコンパウンド」を採用。これにより、新品時の性能向上だけでなく、リトレッドを見据えたケースの耐久性も向上させている。