辰年のロールスロイス『ファントム・ドラゴン』公開!「2匹の龍」が車内を舞う

ロールスロイス『ファントム・ドラゴン』
ロールスロイス『ファントム・ドラゴン』全 9 枚

ロールスロイス・モーターカーズは、辰年を祝して製作された1台限りの『ファントム・ドラゴン』を初公開した。

この車両は、中国の顧客からの依頼により製作されたもので、東アジアの芸術や建築、文学で広く称えられている「2匹の龍と真珠」という古代中国の伝説をモダンに解釈したデザインが特徴だ。

ロールスロイスの最上位モデル『ファントム』をベースに、中国の伝統的な図像学を巧みに取り入れながら、同社独自のクリエイティブな要素を融合させている。中国の文化と国際的な美学の融合は、特に若い世代の間でロールスロイス・ブランドへの関心が高まっている中国の高級車市場において、重要な要素となっている。

ロールスロイス『ファントム・ドラゴン』ロールスロイス『ファントム・ドラゴン』

車内のデザインは、3000年以上前にさかのぼる古代の伝説にインスピレーションを得ている。その伝説によると、2匹の龍が人間界の守護者として神々から神聖な真珠を贈られたという。龍たちは互いに譲り合い、その寛大さに感動した神々がさらにもう1つの真珠を与えたとされる。

ファントム・ドラゴンの内装には、この伝説を表現した精巧な木工細工が施されている。ダッシュボード全幅に広がるギャラリーには、297個のパーツと4種類の木材を使用したマーケトリーが設置されている。2匹の龍と渦巻く雲、そして真珠を象徴する特注の時計が描かれており、制作に3ヶ月を要したという。

ロールスロイス『ファントム・ドラゴン』ロールスロイス『ファントム・ドラゴン』

さらに、スターライトヘッドライナーには768個の赤色と576個の白色のファイバーオプティクスを使用し、2匹の龍を抽象的に表現している。外装は「アイスド・ダイヤモンド・ブラック」と呼ばれる特別な塗装が施され、シャンパンのような輝きを放っている。

この特別仕様車は、中国市場におけるロールスロイスの存在感を示すとともに、同社の卓越したカスタマイズ能力を象徴する作品となっている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 史上最強のVW『ゴルフGTI』、6月20日デビューを予告
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る